おっさんタッチタイピングの敵は「どうしても指先を見てしまう」ということだ。それを回避するには「見てもしょうがない」状況を作るしかない。なのでキーボードの文字をきちんと消せるように、Amazonで目隠し用のシールを探したがこれが案外無い。
ちなみにざっと探しただけだがこのような白いものしか出てこない。これはタッチタイピング練習用ではなく、油性ペンで何か文字を書けるようにしているものらしい。しかし他に見当たらないので、この商品を買ってみることにした。
キーボードに目隠しシールを貼ってみた感想
白い目隠し用シール。Amazonで頼むと次の日には配送されてきた。早速試してみた40代のおっさん。さて、その結末はいかに…
とりあえずシールを貼る
希望に胸を膨らませながらシールを貼るのだが、やっぱりメンドクサイ。一枚ずつ貼っていく必要があるのでシールが斜めになってしまう。これを几帳面にきっちり見栄え良く貼っていくことは私には不可能だ。また、粘着力はお世辞にも強いとはいえない。
キーボードを叩いてみる
目隠しシールを貼った状態でタッチタイピングの練習を始めてみた。当然のことなが指先を見ても意味がない。なので当初の目的は達成できた。壁に貼ったカンニングシートを見ながら、指先でキーの配列を覚えられるようにひたすら練習に励む。シールを貼っても特に打刻時の違和感はない。
これは良い戦法かもしれない。そう、思った。
キーボード目隠しシールのデメリット
しかし、良いことばかりではない。時間がたつにつれ白いシールの表面はおっさんの汚い指先に侵されていく。手の脂で表面が黒くなってくるのだ。これを掃除するのがまたメンドクサイ。単なる水拭きではおっさんの強力な脂汚れは落ちるはずもない。
アルコールティッシュなどいろんな対策をしてみるが、あまりキレイにならない。見た目を清潔に保つには、上からシールを貼り重ねるか、貼り直すしか無い。この事実に気づくまで、わずか数時間である。
それでも目隠しシールを使用するなら…
この作戦の失敗ポイントは「シールが白い」ことだった。汚れは間違いなく黒く付く。なので100円ショップなどで黒いシールかテープを買ってきて、汚れを目立たさない戦略が必要である。しかし、単身赴任で誰も家に来ることのない寂しいおっさんは、白シールを使って汚くなったとしても我慢できるかもしれない。
タッチタイピングに目隠しシールを使わなくても良いキーボード
この様に試行錯誤しながら、頭と指にキー配列を叩き込む必要があるおっさんタイピング練習の初期段階。甘えを払拭するには強制的に文字を隠すしか方法がないのだ。苦い経験をしてきた筆者はとあるキーボードの開発に着手した。
ハナから印字のないキーボード。いきなり全部の文字を消すのはハードルが高いので、とりあえずローマ字部分だけ印字無しにしてみた。キーの配置を覚えるまでは相当使えるアイテムになると自負する。
40代からでもタッチタイピングの習得は決して遅くない。タイピングの初期練習は「キーボードの文字をいかにして隠すか」が結構重要である。
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