一昔前は「ブラインドタッチ」と呼ばれていたタッチタイピング。私もタッチタイピングの練習を始めるまでは、ブラインドタッチという名前が正しいと思っていた。
そもそも「ブラインドタッチ」は和製英語だった
アルバイトやアポイントという単語など、実は世界では通用しない和製英語が結構ある。実はブラインドタッチも和製英語で諸外国では「タッチタイピング」が正式な名称らしい。
それに従ったというのは後付感が否めない部分もあるが、英語の「blind」には以下のような意味がある。
目の不自由な、盲人の、(…が)見えないで、目の不自由な人たち、盲人、気づかないで、見る目がなくて、知らないで、盲目的な、無計画な(※weblio英和辞典より引用)
blindには「視覚障害者」と言う意味があり、適切ではない言葉とコンプライアンスに考慮した意味合いが強いと思われる。
「ブラインドタッチ」は差別用語なのか?コンプラ強化によるあてつけではないか?
コンプライアンス遵守ということが強化されている今、様々な分野が変化を余儀なくされている。例えばテレビ番組。放送内容や表現の規制で魅力を失い世の中のテレビ離れが進んでいる。
おっさん世代からすると10代の性に目覚め始めた頃に見た「ギルガメッシュナイト」のような番組が、今は地上波テレビで見れないのは大きな損失であると考える。
いずれにしろ私はブラインドタッチだろうがタッチタイピングだろうが、その技術を身につけるという事実が大切なだけだからどちらでも良いのだが。
「BLIND」という言葉を調べていく中で
この事実を述べる前に先に言いたいことがある。これは特定の団体を批判するものではなく、私個人は別に名称はかまわないのではないかと思っている。
blindという言葉を調べていると、気になる名称のサイトを発見した。
「日本ブラインドサッカー協会」(※リンク貼っています)
これはどういうことなのだろうか?私自身もブラインドサッカーは以前から知っていた。視覚障害を持たれる方が、ボールの中に入っている鈴の音を頼りにプレイするサッカーだ。「ん?」と思った。
最もコンプライアンスを重視しないといけないはずの団体が、このままの名前で大丈夫なのかと。
更に気になった私は「blind soccer」と検索してみた。するとこのスポーツは海外でも「blind soccer」と呼ばれていたのである。
ということは、ブラインドタッチは和製英語だからコンプラ違反、海外と同じ名称のブラインドサッカーはセーフということなのか?
考えれば考えるほど、その違いの意味が見いだせないのである。
オッサンなりに「ブラインド」を考えた結果
幸いにも五体満足で生まれ、この年まで身体的な不自由なく生きてこれた私の個人的意見だが、「ブラインドタッチ」が差別用語だと考えること自体が差別なのではないか?
もしブラインドタッチが差別用語なら、ブラインドサッカーはどうなんだ?
結果、あまり気にしないという結論に至った。が、今後も「ブラインドタッチ」で通していこうと思う。
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