新社会人のためのビジネスハック

皆さんは「ビジネスハック」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか？ビジネスハックとは、主に「効率的に仕事を行い、生産性をUPさせる方法」を指します。ハックとはハッカーの語源になる言葉で「高度なテクニックでシステムを操作する」との意味を持っています。

ビジネスにおいて、今や欠かせないツールとなったパソコンやそのシステム。もちろん仕事におけるパソコンやシステムのことも指しますが、全体的に仕事に役立つ技術や考え方をビジネスハックと呼びます。

考え方を改めよう！学生と社会人の大きな違いとは？

学生と社会人の決定的な違いは「お金を払って行っている」のが学校、「お金をもらうために行くのが会社」という部分です。これはどういうことかというと、学生の頃は私たちは学校のお客さんだったわけです。なので体調が悪ければ簡単に休めたし、宿題を忘れても遅刻があっても大きな罰を受けることはありません。

しかし社会人になるとその逆となります。要するに学校に例えるとあなたは先生の立場になるわけです。お客様の相手をして、お客様から対価をもらう位置に立つのです。なので簡単に休んだりするわけにはいきません。

勘違いしてはいけないのが会社に「行ってあげている」のではなく、「雇ってもらっている」という考え方をしないといけないことです。学生時代とは違い、素行が悪い場合は罰則を受けることもあります。最悪のケースは解雇ということもありえます。

会社があなたを評価する立場にあり、あなたが会社を評価する立場に無いということを自覚しましょう。

新社会人に知っておいてもらいたい代表的なビジネスハック

新しく社会人になられた方に、基本的な仕事に役立つ技術をご紹介していきます。会社があなたの何を見ているかというと、一番は仕事ができるか（成績や成果）と社会人らしい品格を保っているかの2点です。

後者は挨拶や遅刻をせず、ちゃんと会社のルールを守るかどうか、服装はきちんとしているか等の誰でも注意さえすれば守れる部分です。いくら仕事ができても、それが守れないようでは会社に居続けることができません。学校で例えると内申点にあたります。

それでは成績や成果を上げるためには一体どうすれば良いのでしょうか？能力やセンスは人それぞれですが、最低でも以下で紹介するようなビジネスハックは身につけておきたいものです。

1.タッチタイピング

今の社会では基本的にパソコンが触れないと仕事になりません。もちろんパソコンのスキルを必要としない仕事もありますが、一般的な社会人の常識として必ず身につけておきたいものです。

メールや資料作成の時間が大幅にスピードアップし、効率的に仕事を行うことができます。もし、あなたがまだタッチタイピングをマスターしていないなら、今からでも遅くありません。絶対に誰でもできるようになることなので、練習を始めましょう。

2.考える前にまずやってみる

新社会人はわからないことだらけです。なぜ上司にそんなことを指示されるのだろうか？どうして自分がそんなことをしないといけないのか？と思うことも多々あるでしょう。しかし、その疑問が生じた時、それを排除してまずはやってみるということが大切です。

何もわからないあなたが、経験のないことを考える必要はありません。まずは動いて経験し、上手くいかなかったらその時に上司に相談しましょう。

3.常に記録を付けて自己評価する

日報や報告書を義務化している会社もありますが、疲れ切った1日の最後に本当に面倒な作業です。そう感じる人はすぐに考えを変えましょう。これは日報を「作業」として捉えているからです。面倒と言うならばやり方を変えましょう。

例えば何かをした時にすぐ記録や改善点、上手くいった理由などを記しておけば良いのです。一日の最後に「思い出して書く」ことではなく、メモしたことに対して自分なりの評価や改善点を探し、次に活かすようにするのです。

また日報などの提出義務がない会社でも、個人的に日記感覚で管理すると良いでしょう。日報や日記は人にやらされることではなく、本来自分の成長のために自発的に行うものなのです。

4.規則正しい生活ルーティーンを守る

社会人たるものは自己管理ができて当たり前です。きちんとした生活習慣を身に着けて、健康管理に注意しましょう。例えば朝が苦手な人でも、早起きすることを反復していけばそれが当たり前になります。

早起きするためにはどうすればよいか、ということを考えて行動に移すのです。そしてただひたすらそれを守り続ければ、やがて習慣化されて当たり前になってきます。毎日お風呂に入ったり、歯磨きするのと同じです。

5.社会の常識にとらわれない行動をしてみる

例えばお昼休憩に外食する、コンビニに寄る。わざわざ混み合うのがわかっていてそんなことをするのは、時間の無駄だと思ったりしませんか？夜に残業するのが本当に効率が良いことなのでしょうか？次の日に疲れが残って、良いパフォーマンスができないのではないでしょうか？

もちろん法律や会社のルールを犯してまで、自分のやり方を貫く必要はありません。ただ、人と同じように行動することが、果たして自分の成長につながるのでしょうか？スポーツ選手が見えないところで努力するのと同じで、自分なりのスタイルをできる限り考えて作り上げましょう。

6.自分のためではなく人のためを第一に考えて行動する

さて、私たちはなぜ仕事をしているのでしょう？それは会社から給料をもらって生活していくためです。では仕事は誰のためにしているのでしょうか？どんな仕事も、最終的には人の生活を豊かにすることへつながっているのです。要するにお客様のため、ということができます。

自分がどうしたいかではなく、どうすれば人が喜ぶか、人の助けになるかということを常に考えて行動することです。結局はそれが自分の成長につながります。人のことを考えて行動することが、結局は自分のためになるのです。

まとめ

新社会人のビジネスハックは、もちろんこの他にもたくさんあります。ミス無くしっかりとした仕事をしたいと考えているかもしれませんが、新人のうちはむしろミスを犯して成長することのほうが大切かもしれません（笑）。

それよりも会社が求めているのはスピードです。80％しか完成していないものでも、期日を守ることのほうが重要です。時間は皆に与えられた唯一平等なもの。その時間を効果的に使い、仕事を効率化するためのビジネスハックをあなたなりにも考えて、是非行動に移してみてください。