こんにちは。タッチタイピング研究所の研究員です。まだまだタッチタイピングは身についていません。前回に引き続き、タッチタイピング難民の第2話です。まだ第1話をご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。
そんなわけで「パソコン市民講座」へ申し込みをして、タッチタイピングをみっちり鍛えようとしたのです。
パソコン市民講座(パソコン教室)に申し込み
ここは大阪市淀川区。できるだけ良心的な価格で近くの教室を探したところ、検索でヒットした「パソコン市民講座」に電話で問い合わせをしました。
ところが、教室側からすれば歓迎すべき客のはずなのに、あまり反応がよくありません。簡単にいうと「教えることはほとんどない。本人の努力次第でなんとでもなる」ということでした。
それでも、ひとりでは絶対に挫折する自信があった私は「そこをなんとか」とお願いし、しぶしぶOKをもらいました。
緊張のタッチタイピング初回授業
ドキドキしながらスマホの地図を片手にたどり着いたのは、お世辞にもきれいとはいえないビルの一室でした。

ポスターが無造作に貼られ、不揃いな机が並ぶ教室の一角が私の席になりました。そして、先生から念押しの一言。
「言ったように教えることはない。とにかく練習あるのみ。」
キーボードの文字を油性マジックで消され、カンニングペーパー(?)を手渡され、専用の練習ソフトでひたすらキーを打つだけの1時間。楽といえば楽ですが、自分の気持ち次第でなんとかなりそうな気もしました。
今考えるとあっという間だった1時間が終わり、手ごたえは…
何も変わっていませんでした。
本当にタッチタイピングができるようになるのだろうか?不安ばかりが募りました。
「練習あるのみ」を信じて
週1回教室に通うことにした私は、次の授業まで1週間あります。とにかく練習あるのみと言い聞かされた私は、同じように自分のキーボードもマジックで塗りつぶしました。
ただ、教室の時点でうすうす気づいてはいたのですが、いくら油性マジックでも何度もキーを打っていると指が黒くなり、キーボードの目隠しが薄くなってきます。手を洗ってはマジックで塗り直すことの繰り返しです。そこで、見た目は不格好ですが、テープを貼って文字を隠すことにしました。もちろんカンニングペーパーは必須アイテムです。

※手放せないカンニングシート
意識も行動もなかなか続かない…
皆さんもご存じだと思いますが、**「寿司打」**という無料の練習ソフトがよいと聞いて練習を始めました。ところが、これがまったく楽しくありません。というのも、まったく打てないからです。
「シカ」や「東京都」などの短い単語すら、カンニングシートを見てもまともに打てません。つまり、画面にお題が出る→カンニングシートを見る→キーボードを見ながら指を動かす→画面を見る、という流れから抜け出せないのです。
寿司打に打ちのめされた私は、次の日には自主練習をサボってしまいました。というより、タッチタイピングに関するYouTube動画をひたすら見ていました。ただ、言っていることは理解できても、なかなか実践しようという気になれません。それは「面倒くさい」という気持ちにほかなりませんでした。
そして迎えた2回目の授業
気が向いたときに少しだけ練習した1週目。総練習時間はおそらく1時間にも満たなかったと思います。そんな状況で上達を感じられるはずがありません。講師の先生は、今回もほとんど何も言わずに見守るだけです。
しかし、気づいたことがありました。お金を払って通っているという意識からか、その1時間は集中してキーボードと向き合っているのです。ひとりだと甘えが出て投げやりになりますが、周りに人がいるだけで「まじめにやらないといけない」と思い、なんとなく身についているような気がしてきました。
そうだ、強制的に練習できる環境がここにはある!
2回目の授業の後半には、ホームポジションの文字くらいはカンニングシートなしでも打てるようになっていました。変わらないのは、相変わらず真っ黒になる指くらいです。
自己の成長を感じ取れるまでがとても厄介
意志が強い人はよいのでしょうが、私のように意志の弱い人間は、成長を感じるまでにかなりの時間がかかります。その大きな原因は甘えにありますが、信じて少しずつでも練習を続ければ、必ず成長を感じられるようになります。
この感覚をつかむまでは、絶対に挫折してはいけません。感覚がつかめた今は、むしろ成長を楽しむために、練習に積極的に取り組めるようになってきました。気づけば、5皿程度しか取れなかった寿司打で、調子がよければ10皿ほど取れるようになりました。
(次回に続く)
研究員が試した練習方法をまとめて知りたい方は、「タッチタイピングの練習方法|初心者は「いうおあえ」から1日10分」もあわせてどうぞ。