IT社会の今、子どもたちもスマートフォンなどのタッチパネルを使いこなして動画を見たりゲームをしたりしています。小学生・中学生になると「日本語入力」の設定でスマートフォンからSNSを投稿したりチャットをするようになる人もとても多いです。
そんな現代社会において、キーボードを使うタイピングスキルは必要なのでしょうか。
今回の記事では、今の子どもたちがタイピングを学ぶことに将来性やメリットがあるのかを解説しています。
今の子どもはタイピングを将来使うのか
現代の子どもにとってタイピングスキルは重要なスキルになります。
教育の現場において、タブレットやパソコンなどの情報通信技術を活用した教育が進んでいます。「ICT教育」といって今までアナログで行っていた教育をデジタルを活用して行う手法が推し進められています。
小学生からプログラミング教育が必修化
2020年度から小学校のプログラミング教育が必修化されました。
学習指導要領が改定された背景は、現代社会ではAIなどの新たな技術が生まれる中で現代の子どもたちに望ましい教育について考えたときに
「コンピュータを受け身ではなく、積極的に活用する力」や「プログラミング的思考(論理的思考力」
が求められるという結論に至ったためです。
また、高校生になると「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」の授業も行われ、「情報Ⅰ」は大学受験の共通テスト必須科目にもなっています。
学校の授業だけでなく、大学共通テストも将来的にはCBT方式(コンピュータによるテスト形式)になるといわれていることからも現代のこどもにとってタイピングスキルは必須といえます。
音声入力やChatGPTの活用でタイピングが不要になっているのも事実
近年ではChatGPTやCOPILOTを活用することでタイピング時間短縮ができたり、音声入力やタブレット入力によってタイピングが不要になっている場面もあります。
しかしながら、キーボード入力が完全に不要になることはまだまだ考えづらいです。
これからのIT社会で求められるのは、AIやITスキルを活用し、作業時間の短縮や業務の効率化を図ることができる柔軟性です。
こういった将来性から、子どものころにタイピングスキルを習得することは長期的に見ても必要といえます。
子どもがタイピングを習得するメリット5つ
タイピングスキルに将来性はまだまだありますが、子供のころからタイピングのスキルを学ぶことにメリットはあるのでしょうか?
メリット1 学習の効率が上がる
タイピングスキルが向上することで、宿題やレポートをより早く正確に完成させることができます。
また、オンライン授業やデジタル教材の利用が増える中、迅速なタイピング能力は学習をスムーズに進めるのに役立ちます。
メリット2 将来のキャリア準備になる
現代では、多くの職業でコンピュータの使用が必須となっており、タッチタイピングは基本的な職業スキルの一部です。
社会人になってからだけでなく、就職活動をする際もエントリーシートの作成スピードが上がり作成にかかる時間がタイピングが遅い人に比べて早くなります。
メリット3 作業スピードが上がる
メールやレポートを入力する際に、タッチタイピングができる人とできない人とでは、スピード感に差がでます。
また、タイピングミスが少ない正確なタイピングができるようになることでも打ったり消したりする作業が減るため作業スピードは上がります。
メリット4 健康面でのメリットがある
正しいタイピング技術を習得することで、手首や指の疲労を減らし、姿勢の改善につながります。
適切なタイピング方法を使うことで、長時間のコンピュータ使用による身体的なストレスを減らすことができます。
メリット5 自信と自己効力感の向上
新しいスキルを習得することは子どもの自信を高め、他の学習活動に対する積極性やモチベーションを向上させます。
メリット6 自己表現と創造性のサポート
タイピングが速く正確にできるようになると、文章を書くことに集中でき、創造的なアイデアをより効果的に表現することができます。
グループプロジェクトやプレゼンテーションの準備において、迅速なタイピングスキルが役立ちます。
子どもの将来のためにタイピング練習は必要です。
AI化やITの発展により便利になっている一方、子どもたちにはタイピングスキルが求められています。
小学生からはじまるプログラミングの授業は中学・高校とさらに難易度があがっていき、タイピングスキルがついていない場合は授業を受けることが苦痛に感じられるかもしれません。
大学共通テストにICTが導入されるのであればさらにタイピングは速くできたほうが有利になります。
速く正確なタイピングを行うために、タッチタイピングを習得したい方はこちらの記事がおすすめです。
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