「タイピングの練習は、同じような文ばかりで飽きてしまう」。そう感じて、練習から足が遠のいていませんか。
どうせ同じことを繰り返すなら、打つ文を「自分を応援する言葉」に変えてみる方法があります。研究所のオリジナルゲーム「アファメーション・タイピング」は、前向きな言葉を時間いっぱい打ち続ける、無料のタイピング練習です。
アファメーション・タイピングはどんなゲーム?
アファメーションとは、「私はできる」のような前向きな言葉を、自分のこととして言うことです。このゲームでは、その言葉を画面に出し、ローマ字で打っていきます。
ゲームの言葉は、アファメーションの解説でよく挙げられる形にそろえてあります。
- 主語を「私」にする
- 「〜しない」ではなく、肯定の形にする
- 「〜している」のように、すでにそうなっている形にする
- 「楽しく」「わくわく」など、気持ちの言葉を入れる
ただし、このゲームはあくまでタイピングの練習です。打った言葉で何かが変わると約束するものではありません。言葉が自分に合わないと感じたら、ほかのジャンルや、自分で登録した言葉を選んでください。
どんな人に向いている?
研究員は、次のような人に合うゲームだと考えています。
- 練習用の文や単語に飽きて、練習が続かなくなってきた人
- 子ども向けのにぎやかなゲームより、落ち着いて打ちたい大人
- 速さより、まずは正確に打つことを大切にしたい人
- 自分の目標を、毎日打って確かめたい人
画面は暗い背景の専用ステージで、ジャンルに合わせた写真が出ます。音も最初は鳴りません。静かに集中したい人にも使いやすいつくりです。
どうやって始める?
ゲームのページを開くと、最初に設定の画面が出ます。手順は次の4つです。
- 「ジャンル」を選ぶ(最初は「はじめて(短い言葉)」が選ばれています)
- 「時間」を選ぶ(30秒・60秒・120秒・ゆっくり。最初は60秒)
- 「キーボード」の表示を選ぶ(ガイドあり・文字なし・かくす)
- ニックネームを入れて、「スタート」を押す
ニックネームは記録に使うので、入れないと始まりません。10文字まで入れられます。左のボタンを押すと、名前の横に出るアイコンも変えられます。
スタートは Space キーでも大丈夫です。3・2・1 のカウントのあと、画面の中央に言葉が出ます。言葉の下に並ぶのは、ひらがなの読みと、打つローマ字です。その下には次の文も小さく出るので、先を見ながら打ってください。
途中でやめたいときは Esc キーを押すと、設定の画面に戻ります(全画面のときは、1回目の Esc で全画面が解除されます)。前回選んだジャンル・時間・キーボードの表示・ニックネームは覚えているので、2回目からはそのまま始められます。
ジャンルと時間はどう選ぶ?
ジャンルは13種類
| ジャンル | 中身 |
|---|---|
| はじめて(短い言葉) | 「私はできる」「毎日少しずつ」など短い言葉 |
| お金/仕事/恋愛・パートナー/健康/人間関係/家族/学び・成長/自信/夢・目標 | テーマごとの前向きな言葉(9ジャンル) |
| ことわざ | 「継続は力なり」「千里の道も一歩から」など、昔からあることわざ |
| ぜんぶ | 「はじめて」以外のジャンルをまぜたもの |
| わたしのことば | 自分で登録した言葉 |
「ことわざ」だけは、「私」の形にしていません。昔から使われていることわざを、そのまま打ちます。
研究員のおすすめは、まず「はじめて(短い言葉)」で慣れることです。短い言葉なら、1文を最後まで打ち切る感覚をつかみやすくなります。
時間は30秒・60秒・120秒・ゆっくり
30秒・60秒・120秒は、制限時間のあいだ、言葉を次々に打ち続けます。1文を打ち終えると、間をおかずに次の文が出てくるのが特徴です。
「ゆっくり」は、時間制限がありません。10文を1文ずつ打ちます。打ち終えた文は少しのあいだ緑色で表示されたままになるので、心の中で読んでから次へ進めます。そのあいだにキーを押しても、ミスにはなりません。
「わたしのことば」の登録が10文より少ないときは、登録した数だけ打てば終わりです。
キーボードの表示は3種類
画面の下には、キーボードの絵が出ます。
- ガイドあり:キーの文字が見え、次に打つキーに色がつきます
- 文字なし:キーの文字が消えます。次に打つキーの色だけは残ります
- かくす:キーボードの絵を出しません
「文字なし」は、手元や画面のキーを見ずに打てるかを試すモードです。手元を見るクセを直す練習の流れは「キーボードを見ないで打つには?」で説明しています。
音・背景写真・全画面は?
画面の右上にある「音」で、打っているあいだに流す音を選べます。最初は「なし」です。
- 静かな音:ブラウザの中で作る、低く静かな音です。左右で少しだけ高さの違う音を重ねているので、ヘッドホンがおすすめです
- やすらぐピアノ・やさしいオルゴール・木もれびのアンサンブル:甘茶の音楽工房の曲です
曲は、選んだときに初めて読み込みます。1曲で約2〜3MBあるので、スマホの通信量が気になるときは「静かな音」か「なし」にしてください。音量はパソコンの音量で調整します。
背景の写真は、ジャンルごとに1枚決まっています。たとえば「ことわざ」は雲の上の富士山、「夢・目標」は湖と山の天の川です。文字が読めるように暗くして表示し、読み込むのは遊び始めたジャンルの1枚だけです。
ゲームの右上の「全画面」を押すと、画面いっぱいに広がります。もとに戻すときは、もう一度押すか Esc キーを押してください。
スコアはどう決まる?
打っているあいだと結果の画面には、3つの数字が出ます。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 打/分 | 1分あたりに打てた正しいキーの数 |
| 正確さ | 押したキーのうち、正しかったキーの割合 |
| 打てた文 | 最後まで打ち終えた文の数 |
「打/分」は、30秒や120秒で遊んだときも、1分あたりに直して出します。数えるのは正しく打てたキーだけです。ミスしたキーは数に入らず、「正確さ」が下がる仕組みです。
研究員は、まず正確さを高く保つことを意識してみてほしいと考えています。ミスを減らせば、打/分の数字はあとからついてきます。速さと正確さの関係は「タイピングを速くする方法」にもまとめてあるので、あわせて読んでみてください。
ローマ字の打ち方は、ひとつに決まっていません。たとえば「し」は si でも shi でも正解です。「ん」は、次の文字によっては n ひとつで打てます。画面に出る打ち方は、研究所のローマ字入力表に先に書いてあるほうです。
称号はどう決まる?
時間を決めて遊んだときは、打/分の数をもとに称号が出ます。
| 打/分 | 称号 |
|---|---|
| 0〜 | ひよこ |
| 60〜 | 見習い |
| 100〜 | 一人前 |
| 150〜 | 達人 |
| 200〜 | 名人 |
| 250〜 | 鉄人 |
| 300〜 | 伝説 |
称号は、このゲームだけの目安です。ほかのタイピングゲームや検定の基準ではありません。
「ゆっくり」で遊んだときは、称号のかわりに「おつかれさまでした」と出ます。打/分は、打ち終えた文を表示していた時間を除いた計算です。
結果の画面では、自己ベストも確かめられます。記録の単位は、ニックネームとジャンルの組み合わせです。「ゆっくり」の記録は、時間を決めて打った記録とは分けてあるので、速さの自己ベストにはまざりません。
自分の言葉を登録するには?
設定の画面の右側にあるのが「わたしのことば」の欄です。ここに、自分の目標や、自分に言い聞かせたい言葉を登録できます。
- 「表示する文」に、画面に出す文を入れる(漢字まじりでOK・40文字まで)
- 「読み」に、打つための読みをひらがなで入れる(60文字まで)
- 「登録する」を押す
たとえば「毎日10分練習する」なら、読みは「まいにちじゅっぷんれんしゅうする」です。読みを入れると、その下に打ち方のローマ字が出るので、正しく打てるか確かめられます。読みに漢字や数字は使えません。
登録した言葉は、50こまで持てます。並んだ言葉の右にあるボタンで、次のことができます。
- ↑:ひとつ上へ動かす(並べかえ)
- ✎:直す(入力欄に戻るので、書きかえて「直す」で上書き。「やめる」で取り消し)
- ×:消す
登録すると、ジャンルが自動で「わたしのことば」に切りかわります。あとはそのままスタートするだけです。
記録はどこに残る?
記録は、遊んだブラウザの中だけ
記録は、遊んでいるパソコンのブラウザの中にだけ保存され、研究所のサーバーには送りません。「わたしのことば」も同じで、ほかの人に見られることはありません。
ログインがいらないかわりに、別のパソコンや別のブラウザで開くと、記録は引きつがれない点に気をつけてください。プライベートモードなど、保存できない設定のブラウザでは、遊ぶことはできても記録が残らないので注意してください。
きろくノートで振り返る
ゲームの下にある「きろくノート」では、この端末に残った記録を「きょう」「きのう」「1週間」「ランキング」に分けて見られます。ランキングは、この端末で遊んだ人どうしのものです。ほかの家の記録とはくらべていません。
きろくノートの「ファイルに保存」を使うと、記録をファイルにして持ち出せます。別のパソコンでは「ファイルから読み込む」で戻せます。ただし、「わたしのことば」はこのファイルに入りません。
続けた日数も出る
同じニックネームで続けて遊んだ日数は、設定の画面と結果の画面に出ます。きょうまだ遊んでいなくても、きのうまで続いていれば、その日数が表示されます。
きょう打ったことばを持ち帰る
結果の画面の右側に並ぶのが「きょう打ったことば」です。同じ文を何度か打っても、表示は1回ぶんだけです。
- コピー:日付と言葉の一覧をコピーします
- テキストで保存:同じ内容をテキストファイルで保存します
手帳に書き写したり、スマホのメモに貼ったりして使ってください。結果の画面の「もう一回(Space)」では同じ設定のまま続けて遊べて、「ジャンルを変える」では設定の画面に戻ります。
アファメーション・タイピングについてよくある質問
1. お金はかかりますか?
かかりません。無料で遊べて、ログインもいりません。ニックネームを入れるだけで始められます。
2. 言葉を打つと、何か効果がありますか?
このゲームは、前向きな言葉を使ってタイピングを練習するものです。打った言葉による効果を約束するものではありません。合わない言葉は使わず、ほかのジャンルや「わたしのことば」を選んでください。
3. 全国ランキングはありますか?
ありません。きろくノートのランキングは、同じ端末で遊んだ人どうしのものです。くらべる相手は、ほかの人より「前の自分」の自己ベストがおすすめです。
4. 「ゆっくり」で遊んでも記録に残りますか?
残ります。続けて遊んだ日数にも数えます。自己ベストは、時間を決めて打った記録とは別です。
5. 「わたしのことば」を別のパソコンでも使えますか?
そのままでは使えません。登録した言葉は、そのパソコンのブラウザの中にだけ保存されます。きろくノートのファイルにも入らないので、別のパソコンでは登録し直してください。
6. 音はずっと鳴りますか?
最初は鳴りません。右上の「音」で選んだときだけ鳴ります。止めたいときは「音:なし」を選んでください。
まとめ
- アファメーション・タイピングは、前向きな言葉を打って練習する、研究所のオリジナルゲーム
- ジャンルは13種類。時間は30秒・60秒・120秒と、時間制限のない「ゆっくり」から選べる
- スコアは「1分あたりの正しい打鍵数」と「正確さ」。称号はこのゲームだけの目安
- 自分の目標を「わたしのことば」に登録して、直したり並べかえたりできる
- 記録と登録した言葉は、遊んだブラウザの中にだけ残る
まずは「アファメーション・タイピング」を開いて、「はじめて(短い言葉)」を60秒で打ってみてください。
ほかの練習ソフトとも比べたい方は、「タイピング練習ソフトおすすめ12選|無料・有料を目的別に紹介」もあわせてどうぞ。