「パソコンは1台だけ。子どもと練習したいのに、どちらかが横で見ているだけになってしまう」。そんなときは、キーボードを左右で半分ずつ使ってみてください。
研究所のオリジナルゲーム「なかよしキーボード」は、左に座る人が左手側のキーを、右に座る人が右手側のキーを打ちます。ふたりで交代しながら、1つの言葉を打ちきるゲームです。
なかよしキーボードはどんなゲーム?
1台のキーボードを、ふたりで分けて使う協力ゲームです。親子でも、きょうだいでも遊べます。無料で、登録もいりません。
分け方は、タッチタイピングで左手と右手が受け持つキーと同じです。境目は、キーボードのまん中(TとY、GとH、BとNのあいだ)です。
- ひだりの人:Q・W・E・R・T、A・S・D・F・G、Z・X・C・V・B
- みぎの人:Y・U・I・O・P、H・J・K・L、N・M
たとえば「ねこ(neko)」なら、N はみぎの人、E はひだりの人、K と O はみぎの人が打ちます。1つの言葉の中で、打つ人が何度も入れかわります。ふたりで息を合わせないと、先に進めません。
このゲームは、「どのキーが左手で、どのキーが右手か」が遊びながら身につくように作りました。指の受け持ちを先に知っておくと、ひとりで練習するときにも迷いにくくなると研究員は考えています。
どんな人に向いている?
向いているのは、次のような人です。
- パソコンが1台しかなく、親子で一緒に遊びたい
- 子どもがローマ字を習いはじめたばかり
- 親もタッチタイピングに自信がない
- 左手と右手の担当キーを、まず大まかに覚えたい
言葉の下には、打つローマ字が表示されます。次に押すキーも、画面のキーボードで光ります。ローマ字をまだ覚えていない子でも、光ったキーを探せば大丈夫です。
お題には、ローマ字の打ち方が1通りに決まる言葉だけを選んでいます。「し」「ち」「つ」「ふ」「じ」「ん」のように、打ち方が何通りもある文字は入れていません。「si と shi のどっち?」と迷わずにすむようにするためです。
はじめるまでの手順は?
1. キーボードの前にならんで座る
左に座る人が「ひだりの人」、右に座る人が「みぎの人」です。手がぶつからないよう、左右に少しはなれて座りましょう。
2. ニックネームとアイコンを決める
それぞれの欄に、ニックネームを入れます。本名でなくてかまいません。入れられるのは10文字までです。名前の横のアイコンを押すと、動物や花のマークが順番に変わります。
- ふたりが同じニックネームだと、始められません(「ちがう名前にしてね」と出ます)
- 何も入れなければ、「ひだり」「みぎ」という名前で遊べます
- 前に使ったニックネームは、ボタンになって欄の下に出ます。押すだけで入れられます
まん中の「⇄」ボタンを押すと、ふたりの名前とアイコンが左右で入れかわります。
3. むずかしさを選ぶ
むずかしさは2つです。
| むずかしさ | お題の長さ | お題の例 |
|---|---|---|
| やさしい | 2〜3文字の言葉 | ねこ、いぬ、そら、すいか |
| ふつう | 3〜5文字の言葉 | さかな、うさぎ、ひまわり、ゆきだるま |
お題の言葉は、やさしいが24個、ふつうが28個あります。1回のゲームで出るのは、その中からばらばらの順番で選んだ8つです。毎回ちがう組み合わせになるので、何回遊んでも新しい気持ちで打てます。
4. 「ふたりで はじめる」を押す
ボタンを押すと、ゲームの画面に変わります。この時点では、まだ時間は進みません。
画面の吹き出しに「〇〇さんから!『N』を押すとスタート」のように、最初に打つ人とキーが出ます。そのキーを押したところから、タイムが動き出します。ほかのキーを押しても、スタート前ならミスには数えません。
どうやって遊ぶ?
画面のどこを見ればいい?
ゲームの画面は、上から順に次のようになっています。
- いちばん上:ふたりの名前、8つの丸(進み具合)、ミスの数、タイム(0.1秒ごと)
- 吹き出し:次に打つ人、キー、使う指(「つぎは 〇〇さん。『K』を中指で」など)
- お題:ひらがなの言葉と、その下のローマ字
- 画面のキーボード:ひだりの人のキーは青、みぎの人のキーはオレンジ
ローマ字の1文字ずつに、青かオレンジの線がついています。線の色が、その文字を打つ人です。次に打つ人の名前の札も、少し大きくなって色がつきます。
1つの言葉を打つ流れは?
- 光ったキーの側の人が、そのキーを押す
- 正しければ、次の文字に進む(打つ人が入れかわることもある)
- 最後の文字まで打てたら、次の言葉に進む
- 8つの言葉を打ちきったらクリア
言葉を1つ打ちきるたびに、「ナイス バトンタッチ!」などのひと言と、次の言葉が出ます。
キーを押しっぱなしにしても、1回分しか数えません。日本語入力(IME)がオンのままでも、押したキーの場所で判定するので、同じように遊べます。
まちがえたらどうなる?
ちがうキーを押すと、そのキーが赤く光り、ミスが1つ増えます。吹き出しには「おしい!『E』は 〇〇さんのキーだよ」のように、正しいキーとだれの番かが出ます。
まちがえても、先には進みません。正しいキーを押すまで、同じ文字で待っています。あわてずに、光っているキーを探してください。
途中でやり直したいときは?
キーボードの Esc キーを押すと、最初からやり直せます。お題の8つの言葉も新しく選び直されます。
結果の画面には何が出る?
8つの言葉を打ちきると、「なかよしクリア!」の画面が出ます。表示されるのは次の3つです。
- タイム:最初のキーを押してから、最後のキーを押すまでの秒数
- ミス:まちがえたキーの数
- バトンタッチ:1つの言葉の中で、打つ人が入れかわった回数
ミスの数によって、ひと言が変わります。ミスが0なら「ミスなし!ぴったりのコンビ」、3つまでなら「いいコンビ!」です。4つ以上なら「ゆっくりでOK。正しく打つのが先!」と出ます。
その下には、ふたりの自己ベストも出ます。自己ベストは、同じふたり・同じむずかしさで遊んだ記録のうち、いちばん速いタイムです。
- はじめて遊んだとき:「ふたりの はじめての記録です」
- これまでより速かったとき:「ふたりの自己ベスト更新!」と、これまでのタイム
- それ以外:ふたりの自己ベストのタイム
結果の画面の「もう一回」を押すと、同じふたり・同じむずかしさで、新しい8つの言葉が始まります。「人やむずかしさを変える」を押すと、名前を入れる画面にもどります。
記録はどこに残る?
きろくノートでは何が見られる?
遊んだ記録は、ゲームの下にある「きろくノート」に残ります。見かたを切りかえるタブは4つです。
| タブ | 見られること |
|---|---|
| きょう | 遊んだ回数・打った文字の数・遊んだ時間と、1回ずつの結果 |
| きのう | きのうの同じ内容 |
| 1週間 | 7日間の遊んだ回数のグラフと、その前の7日間との差 |
| ランキング | ふたりの組み合わせごとの最速タイム(上位10組) |
ランキングは、むずかしさごとに分かれています。くらべるのは、同じパソコンで遊んだ人どうしだけです。ほかの家の記録とはくらべません。
2日以上続けて遊ぶと、きろくノートの上に「〇日つづけて遊んでいます」と出ます。研究所のほかの親子ゲームの記録も、同じきろくノートにまとまります。
記録は外に送られる?
記録は、遊んでいるパソコンのブラウザの中にだけ保存されます。ログインはありません。ニックネームや記録を、研究所のサーバーに送ることもありません。
そのかわり、ブラウザのデータを消すと記録も消えます。プライベートモードなど、保存ができない設定のブラウザでは記録は残りません(遊ぶことはできます)。
記録を残す・消すには?
きろくノートの下には、次のボタンがあります。
- ファイルに保存:記録をファイルに書き出す
- ファイルから読み込む:書き出したファイルを読み込み、今の記録に足す(同じ記録は重ねない)
- 記録をぜんぶ消す:このパソコンに残した、すべての記録とニックネームを消す
「登録したニックネーム」を開くと、名前ごとに「×」があります。押すと、その人と、その人の記録だけを消せます。消した記録は元にもどせないので、気をつけてください。
親子で楽しく続けるコツは?
1回ごとに左右を入れかえる
同じ側ばかりだと、片方の手のキーしか覚えられません。1回遊んだら、「⇄」で左右を入れかえてみましょう。キーボードの両側を、まんべんなくさわれます。
ホームポジションに指を置いて待つ
ひだりの人は A・S・D・F、みぎの人は J・K・L・; に指を置いて待ちます。F と J の小さな出っぱりが目印です。指の置き方は「ホームポジションの覚え方」で図つきで説明しています。
タイムより、ミスの少なさをほめる
最初は、ゆっくりでかまいません。ミスが少なかった回を「いいコンビ!」とほめてあげてください。研究員は、正しいキーを探して押すことが、速さよりも先だと考えています。
長く続けすぎない
1回は8つの言葉なので、短い時間で終わります。「1日〇回まで」と、親子で回数を決めておくのもよいでしょう。練習時間の決め方は「子どものタイピング練習は1日何分?」を参考にしてください。
親子での練習のしかたは、「親子でタイピング練習をするコツ」にもまとめています。
なかよしキーボードについてよくある質問
1. お金はかかりますか?
かかりません。無料で、登録もいらないゲームです。
2. ローマ字をまだ知らなくても遊べますか?
遊べます。言葉の下に打つローマ字が出て、次に押すキーも画面のキーボードで光ります。
3. 日本語入力(IME)をオンにしたままでも大丈夫ですか?
大丈夫です。押したキーの場所で判定しているので、オンでもオフでも同じように遊べます。
4. ふたりが同時にキーを押す場面はありますか?
ありません。打つのは、光ったキーの側の人だけです。
5. 記録はどこに保存されますか?
遊んでいるパソコンのブラウザの中にだけ保存されます。研究所のサーバーには送りません。ブラウザのデータを消すと消えるので、残したいときは「ファイルに保存」を使ってください。
6. むずかしさは、いくつありますか?
「やさしい(2〜3文字の言葉)」と「ふつう(3〜5文字の言葉)」の2つです。どちらも1回に8つの言葉が出ます。
まとめ
- なかよしキーボードは、1台のキーボードを左右で分け、ふたりで交代しながら8つの言葉を打つ無料のゲーム
- 左右の分け方は、タッチタイピングで左手・右手が受け持つキーと同じ
- むずかしさは「やさしい」「ふつう」の2つ。お題は毎回ばらばらに8つ出る
- 結果ではタイム・ミス・バトンタッチの回数と、ふたりの自己ベストが分かる
- 記録はブラウザの中の「きろくノート」に残り、ファイルに保存もできる
まずは「やさしい」を選んで、なかよしキーボードをふたりで1回遊んでみてください。
ほかの練習ソフトとも比べたい方は、「タイピング練習ソフトおすすめ12選|無料・有料を目的別に紹介」もあわせてどうぞ。