「タイピングの練習は、同じ文字を打つだけで続かない」。そんな人に向けて作られているのが、敵と戦いながら打つ「勇者タイピング」です。

公式サイトには「ゲームを通して楽しくブラインドタッチの練習ができ、ホームポジションやキーと指の位置関係も身につきます。もちろん全て無料!」と書かれています。練習ステージは「あいうえお」の5文字から始まり、濁音・アルファベット・単語・長文へと48段階で進みます。

ここでは、公式サイトとゲーム画面で確かめた、始め方・ステージの進め方・合格と段位のしくみを紹介します。

勇者タイピングのステージ開始画面。「合格条件:正解率90%以上 タイム30秒」と出ていて、下に指ごとに色分けされたキーボードが表示されている

出典:勇者タイピング(公式サイト)の基礎練習「あいうえお」(2026年11月3日に確認)

勇者タイピングはどんなゲーム?

勇者タイピングは、問題の言葉を打つと勇者が敵を攻撃する、RPG風のタイピングゲームです。日本語のローマ字入力を練習できます。公式サイトで確かめられた基本の情報は、次のとおりです(2026年11月3日に確認)。

項目内容
料金無料(公式のよくある質問に「一切かからない」)
始め方ブラウザで開くだけ。インストール不要
登録しなくても遊べる。「勇者登録」も無料で、メールアドレスがなくても登録できる
遊べる環境Windows・Mac・Chromebook のブラウザ。iPhone・iPad は Bluetooth キーボード推奨、Android は外付けのキーボードが必須
練習の内容公式練習ステージ(基礎・アルファベット・応用・実践の48ステージ)、実力チェック、毎月追加される「今月のタイピング」、利用者が作ったステージ

公式サイトの「勇者タイピングとは?」には、特徴として「段位認定」「ランキング」「レベル上げ・技習得・称号獲得」「多彩なバトルモード」「レイドバトル」「ステージ作成」「結果詳細による得手不得手の確認」が挙げられています。

なお、サイトとゲームの画面には広告が表示されます。お子さんが遊ぶときは、広告を押さないように声をかけておくと安心です。

どうやって始める?最初は「あいうえお」から

公式のトップページの「さっそくタイピング練習をはじめる」を押すと、ゲームの画面が開きます。初めての人は、公式練習ステージの1番「あいうえお」から始めましょう。始め方は次のとおりです。

  1. 勇者タイピングの公式サイトを開き、「さっそくタイピング練習をはじめる」か、目次の「公式練習ステージ」から「1、あいうえお」を選ぶ
  2. ゲームの画面を一度クリックする(キーを押しても反応しないときも、画面をクリックすると直ります)
  3. キーボードを半角英数にしておく。日本語入力(全角)のままだと文字が届きません
  4. スペースキーかエンターキーで説明を進め、合格条件が出たらもう一度押してバトル開始

ステージを始める前には、合格条件が出ます。基礎練習「あいうえお」では「正解率90%以上・タイム30秒」でした。合格条件は、ステージを始めるたびに表示されます。

バトル中の画面。中央に「あ」とローマ字の「A」が出ていて、下のキーボードではAのキーが大きく表示されている。次の問題は「い」

出典:勇者タイピング(公式サイト)のプレイ画面(基礎練習「あいうえお」)

バトルが始まると、画面の中央に問題が出ます。公式のゲーム説明によると、問題文は上から「ふりがな・漢字・ローマ字」の順で、画面下のキーボードでは次に打つキーが大きく表示されます。キーは指ごとに色分けされているので、どの指で打つかも画面で確かめられます。

公式サイトの「ローマ字表」によると、いろいろなローマ字の打ち方に対応していて、画面に出たローマ字と違う打ち方でも正しく判定されます。ただし「ん」で終わるときと、「ん」の次に「あいうえお・やゆよ」が来るときは、N を2回打ちます(例:ほんやく → HONNYAKU)。

公式練習ステージはどう進めればいい?

公式練習ステージは、易しいものから順に48ステージが並んでいます。公式サイトの説明をもとにまとめると、次のとおりです。

段階ステージ練習すること
基礎練習 五十音1〜13「あいうえお」から行ごとに五十音。「あかさたな」「はまやらわ」「五十音」のまとめ
基礎練習 濁音・拗音・記号14〜25「が」「ぱ」などの濁音・半濁音、「きゃ」などの拗音、小さい文字、その他のカナ、記号
基礎練習 まとめ26〜28ホームポジション、基礎まとめ、基礎総まとめ
アルファベット練習29〜40キーボードの段(中段・上段・下段・数字段)と左右の手ごとにキーの位置を練習
応用練習41〜44単語。超易しい・易しい・普通・難しい
実践練習45〜48一文、長編(固定・ランダム)、長編ランダムバトル

公式の「タイピング練習方法」では、次の3つを守るよう書かれています。

  • どの指でどのキーを打つかを覚え、それを守る
  • 「F」と「J」の突起を目印に、ホームポジションに指を戻す。基礎練習のまとめステージでは「1問打ったらホームポジションに戻す」ことを徹底する
  • 手元を見ないで練習する。分からないキーは、手元ではなく画面のキーボードで確かめる

応用練習の説明には「この段階で、まだ手元を見ないでタイピングできない場合は、もう一度基礎練習をやり直してくれ」とあります。先を急がず、基礎練習で合格を重ねてから単語に進むのが、公式のすすめる順番です。ホームポジションの置き方は「ホームポジションの練習方法」でも紹介しています。

腕に自信がある人は、トップページの「実力チェック」で今の実力を確かめてから、合いそうな段階のステージに進むこともできます。

バトルの種類は?

公式のゲーム説明によると、バトルは4種類です。

バトルクリアの条件
ノーマルバトル決められた数の問題を打てばクリア
ボスバトル自分のHPが0になる前に、決められた数の問題を打てばクリア。HPは敵の攻撃とタイプミスで減る
サバイバルHPが0になるまでに、どれだけ打てるかを競う。HPはタイプミスでだけ減り、5回のミスで終わり
レイドバトルみんなで協力してドラゴンと戦う。勇者登録した人だけが参加でき、挑戦は1日1回

ミスをせずに攻撃を当て続けるとコンボになり、技の見た目が派手になります。サバイバルとレイドバトルでは、コンボを続けると攻撃力も上がります。経験値をためてレベルが上がると、最大HPが増えたり新しい技を覚えたりします。

結果画面と段位の見方は?

結果画面。正解率100.0%、タイム15.3秒、1秒間に2.0打、問題数14、タイプ数30、ミス数0。右に「7級」と「合格」の印、スコア1963。下にリトライ・次の練習・結果詳細・ステータス・全国順位のボタン

出典:勇者タイピング(公式サイト)の結果画面(基礎練習「あいうえお」。数字は表示の例です)

ステージが終わると、結果の画面になります。確かめた画面には、次の項目が並んでいました。

  • 正解率・タイム(それぞれの合格条件も小さく表示)
  • 1秒間に打った数・問題数・タイプ数・ミス数
  • 段位と、合格したときの「合格」の印
  • スコアとハイスコア

画面の下には「リトライ」「次の練習」「結果詳細」「ステータス」「全国順位」のボタンがあります。「結果詳細」では、得意・不得意を確かめられます(公式の特徴より)。

スコアと段位のしくみ

公式のゲーム説明によると、スコアは「正解率」と「タイム」から出し、計算式は次のとおりです。

(正解数 − ミス数)÷ 秒 × 1000

スコアに応じて、10級から「神」まで段位が決まります。主な目安は次のとおりです(公式のゲーム説明より抜粋)。

スコア段位
010級
2,0006級
3,000準2級
4,000初段
5,000五段
6,000九段
7,500神

公式サイトでは、計算式をタイピング練習サイト「myTyping」に合わせたと説明しています。ただし、ローマ字の打ち方の判定が違うので、同じ問題でもまったく同じ結果にはならないとも書かれています。段位は、自分の上達を測る目安として使いましょう。

公式練習ステージのうち、基礎練習・アルファベット練習・応用練習・実践練習は、合格した記録が残ります。合格したステージには、ステータスの「ステージレコード」で黄色い星印が付きます。

勇者登録はしたほうがいい?

勇者登録をしなくても、公式練習ステージは遊べます。公式のよくある質問によると、勇者登録をすると次のことができるようになります。

  • 冒険の記録をサーバーに保存する
  • ランキングに記録を登録する(登録していないときは、目安の順位が出るだけ)
  • レイドバトルに参加する
  • ステージを作る・お気に入りに登録する

勇者登録も無料で、メールアドレスがなくても登録できます。ただし、ログインIDで登録してパスワードを忘れると、元に戻す方法はないと公式に書かれています。メールアドレスで登録すれば、パスワードを再設定できます。

ランキングに載せるときは、ユーザー名がほかの人にも見えます。お子さんが登録するときは、本名ではない名前にしておくと安心です。全国ランキングの記録は、90日で消える決まりです。

勇者タイピングについてよくある質問

1. 勇者タイピングは無料ですか?

無料です。公式のよくある質問に、遊ぶのにも勇者登録にも「一切かからない」と書かれています(2026年11月3日に確認)。

2. スマホやタブレットで遊べますか?

iPhone・iPad は Bluetooth キーボードの利用が推奨されていて、Android は外付けのキーボードが必須です。画面をタッチして打つゲームではないので、キーボードを用意して遊びましょう。

3. キーを押しても反応しません

公式のよくある質問では、ゲームの画面をクリックすること、日本語入力(全角)になっていたら半角英数に直すことが案内されています。ゲームが起動しないときは、スーパーリロード(キャッシュを使わない再読み込み)を試すよう案内されています。

4. 学校や家庭の授業で使ってもいいですか?

公式のよくある質問に、学校や会社、イベントなどで「自由に使ってくれ」とあります。動画の配信やSNSへの投稿もOKとされています。

5. ほかのRPG風タイピングゲームとはどう違いますか?

勇者タイピングは、五十音から長文までの練習ステージが順番に並んでいて、合格条件を満たしながら進める形です。ほかのゲームも試したい人は、ゾンビを倒す「ゾンビタイピング」や、タイピングRPG「Sword Finger R」の紹介も読んでみてください。無料のタイピングサイトは「無料タイピングサイト一覧」で探せます。

まとめ:まずは「あいうえお」で合格を目指そう

勇者タイピングは、敵と戦いながらローマ字入力を練習できる、無料のRPG風タイピングゲームです。

  • 登録もインストールもいらず、パソコンのブラウザですぐ遊べる
  • 公式練習ステージは48段階。「あいうえお」から長文まで順に進める
  • 画面のキーボードで、次に打つキーと指の色が分かる
  • スコアから10級〜「神」の段位が出るので、上達の目安になる

まずは公式サイトを開いて、基礎練習の1番「あいうえお」で合格を目指してみてください。

勇者タイピング(公式サイト)