P検(ICTプロフィシエンシー検定)のタイピングは、本試験とまったく同じ5分間のテストを、無料でいつでも受けられます。公式サイトでは「P検タイピング」という名前で用意されています(P検 実施要項、2026年11月確認)。
本番の前に無料で試せるので、「どれくらい打てれば受かるのか分からない」という不安は、まず一度受けてみると小さくなります。
ここでは、P検のタイピングの中身と級ごとの合格点、合格コードで本試験のタイピングを免除する方法、点数を上げる練習のしかたを紹介します。
P検のタイピングはどんな試験?
P検は、パソコンやICT(情報通信技術)を使いこなす力を全般に測る検定です。タイピングだけの検定ではありません。そのP検の本試験の中に、5分間のタイピングテストがあります。
公式の実施要項で確かめられた内容は、次のとおりです(2026年11月確認)。
- 名前:P検タイピング
- 時間:5分
- 料金:無料。いつでも受けられる
- 中身:P検の本試験と同じタイピングテスト
- 対象の級:4級・3級・準2級に合格点がある

出典:P検 実施要項(ICTプロフィシエンシー検定協会、2026年11月確認)をもとに当研究所が作成
対応しているパソコンやブラウザなど、使うときの環境は公式の資料では確かめられませんでした。受ける前にP検の公式サイトで確認してください。
級ごとの合格点は何点?
P検タイピングの合格点は、級ごとに決まっています(P検 実施要項、2026年11月確認)。
| 級 | 合格点(5分間) |
|---|---|
| 4級 | 30点以上 |
| 3級 | 40点以上 |
| 準2級 | 50点以上 |
合格点は「文字数」ではなく「点数」で決まっています。何文字打てば何点になるかという点数の計算のしかたは、公式の資料では確かめられませんでした。くわしい採点のしかたは公式サイトで確かめてください。
点数の計算が分からなくても、P検タイピングは無料でいつでも受けられます。一度受けて、今の点数と合格点の差を知るのがいちばん確実です。
合格すると本試験のタイピングを免除できる?
できます。P検タイピングで受けたい級の合格点をとると、受けた本人が「P検タイピング合格証書」を印刷できます。証書には「合格コード」が載っています。
P検の本試験を始めるときにこの合格コードを入力すると、P検タイピングの得点が使われ、本試験のタイピングテストを免除(スキップ)できます(P検 実施要項、2026年11月確認)。
合格コードが使えるのは、同じ年度内、直近の3月末までです。その間は何度でも使えます。4月をまたぐと使えなくなるので、本試験を受ける時期に合わせて受けておきましょう。
本試験の当日に緊張して指が止まりそうな人は、先にP検タイピングで合格しておくと、当日は知識や操作の問題に集中できます。
学校でP検タイピングを使うことはできる?
P検の公式サイトの学校向けの実施要項には、P検タイピングを使った校内のタイピングコンクールの案内もあります。P検協会が発行する賞状がついたコンクールです(2026年11月確認)。申し込み方や条件は、学校向けの実施要項で確かめてください。
P検のタイピングで点数を上げるには?
P検タイピングは、短い5分間で正しく多く打てるかが問われます。研究員が考える練習の順番は、次のとおりです。
1. まず一度受けて、今の点数を知る
最初に一度、P検タイピングを受けてみましょう。合格点との差が分かれば、あとどれくらい練習すればいいかの見当がつきます。受け直せるかどうかや回数の決まりは、公式サイトで確かめてください。
2. 手元を見ないで打てるようにする
5分間ずっと手元とモニターを見比べていると、目の動きの分だけ遅くなります。指をキーボードの決まった位置に置く「ホームポジション」から練習すると、手元を見ないで打てるようになります。指の置き方は「ホームポジションの覚え方」で紹介しています。
研究員も44歳でタッチタイピングの練習を始め、約3か月でひととおり打てるようになりました。手元を見るクセが抜けるまでには約半年かかったので、本試験の日から逆算して早めに始めるのがおすすめです。
3. 速さより正確さを先にする
あせって速く打とうとすると、打ち間違いが増えて、直す時間がかかります。最初は少しゆっくりでも、間違えずに打つことを優先しましょう。正確さが上がると、速さはあとからついてきます。考え方は「タイピングを速くする方法」にまとめています。
4. 5分間を集中して打つ練習をする
P検タイピングは5分間です。ふだんの練習でも、5分を区切りにして集中して打つと、本番の長さに慣れます。当研究所の無料の練習ゲームも、短い時間で区切って使えます。
ほかの練習ソフトは「タイピング練習ソフトのおすすめ」で比べています。
ほかのタイピング資格とどう違う?
P検は、タイピングだけでなく、パソコンやICTの知識・操作をまとめて測る検定です。タイピングの力だけを証明したいなら、タイピング専門の検定もあります。
タイピング技能検定や日本語ワープロ検定など、受けられるタイピングの資格・検定は「タイピングの資格・検定7種類の一覧」で比べています。履歴書への書き方は「履歴書にタイピングは書ける?」を見てください。
P検のタイピングについてよくある質問
1. P検のタイピングは無料で練習できますか?
できます。P検の公式サイトの「P検タイピング」は、本試験と同じ5分間のタイピングテストを無料でいつでも受けられます(2026年11月確認)。
2. P検のタイピングは何分ですか?
5分間です(P検 実施要項、2026年11月確認)。
3. P検3級のタイピングの合格点は?
40点以上です。4級は30点以上、準2級は50点以上です(2026年11月確認)。点数の計算のしかたは公式サイトで確かめてください。
4. P検タイピングの合格コードはいつまで使えますか?
同じ年度内、直近の3月末までです。その間は何度でも本試験で使えます(2026年11月確認)。
5. P検の受験料はいくらですか?
級や受け方(学校で受けるか、個人で受けるか)で変わります。最新の受験料はP検の公式サイトで確かめてください。
まとめ
- P検のタイピングは、本試験と同じ5分間のテストを「P検タイピング」として無料でいつでも受けられる
- 合格点は、4級30点・3級40点・準2級50点以上
- 合格すると証書の合格コードで、同じ年度(直近の3月末)までの本試験のタイピングを免除できる
- 点数を上げるには、手元を見ないで打つ練習と、速さより正確さを先にすること
まずは今日、P検タイピングを一度受けて、今の点数と合格点の差を確かめてみてください。
タイピングを仕事に活かしたい方は、「ビジネスでタイピングスキルが重要な理由|習得のコツと練習ツール」もあわせてどうぞ。