「タイピングの検定に合格したけれど、履歴書にはどう書けばいいの?」「資格はないけれど、タイピングが得意なことを伝えたい」。就職や転職、アルバイトの応募で、そんなふうに迷ったことはありませんか。

この記事では、タイピングの資格を履歴書に書くときの正式な書き方と、資格がなくても特技欄や自己PRで伝える方法を、例文つきで紹介します。どの資格を取ればいいかは「タイピング資格・検定おすすめ7選」で比べています。

履歴書にタイピングは書ける?

書けます。書く場所は、大きく3つあります。

書く場所書くこと
免許・資格欄タイピングの検定・試験に合格・認定された結果
特技欄資格がなくても「タッチタイピングができる」など、できること
自己PR欄タイピングの力を、仕事でどう活かせるか

履歴書の書き方の例。資格欄は主催団体と正式な試験名と級、特技欄はできることを具体的に書く

資格欄の書き方

基本は「主催団体+正式な試験名+級」

資格欄には、略さずに正式な試験名を書きます。主催団体の名前も書いておくと、どんな試験かが伝わりやすくなります。

たとえば日本語ワープロ検定試験の主催団体である日本情報処理検定協会は、公式サイトのよくある質問で、履歴書には「日本情報処理検定協会 主催」と書くよう案内しています(文字数の都合で書ききれない場合は「日検」としてもよい、とされています)。

タイピングの資格の書き方の例

試験書き方の例
日本語ワープロ検定試験日本情報処理検定協会主催 日本語ワープロ検定試験 2級 合格
文章入力スピード認定試験日本情報処理検定協会主催 文章入力スピード認定試験 3級 認定
ビジネス文書実務検定試験全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定試験 2級 合格
パソコン検定タイピング試験全日本情報学習振興協会主催 パソコン検定タイピング試験 3級 合格
タイピング技能検定イータイピング株式会社主催 タイピング技能検定 イータイピング・マスター 3級 合格

※主催団体の名前は、2026年10月時点の各公式サイトの情報です。日検(日本情報処理検定協会)以外は、主催団体が案内している書き方を確認できなかったため、一般的な書き方の例として紹介しています。主催団体が書き方を案内している場合は、そちらに合わせてください。

合否のない試験は、認定された結果を書く

日本商工会議所の「キータッチ2000」は、合格・不合格を決める試験ではなく、10分間に入力できた文字数でスキルを証明する試験です。受験すると「技能認定証明書」が発行されます。履歴書には、認定された結果(入力できた文字数など)がわかるように書きましょう。

「ビジネスキーボード」は、日本語・英語・数値の3科目がS〜Dの5段階で評価されます。3科目すべてSなら「ビジネスキーボードマスター」の認定書が発行されます。

年月は、ほかの欄と書き方をそろえる

合格した年月は、学歴・職歴の欄と同じ書き方(西暦か和暦か)にそろえます。合格した月がわからなくなったときは、合格証書や認定証で確かめましょう。

資格がなくても書ける「特技欄」の書き方

資格がなくても、タイピングが得意なことは特技欄で伝えられます。ポイントは、何ができるかを具体的に書くことです。

特技欄の例文

  • タッチタイピング(キーボードを見ずに文字を入力できます)
  • タッチタイピング(練習サイトの計測で、1分間に約〇〇文字を入力できます)
  • パソコンでの文書作成(タッチタイピングで議事録をその場で入力できます)

速さを書くなら、測り方も書く

「1分間に〇〇文字」のように数字を書くと伝わりやすくなりますが、どうやって測った数字かもあわせて書くと、読む人が判断しやすくなります。今の速さは、当サイトの「無料のタイピング練習ゲーム」でも測れます(打ち終わると「正確さ」と「1分あたりに打った数」が表示されます)。

数字は、実際に測った数字をそのまま書きましょう。面接でその場でタイピングを見せることになっても困らない数字にしておくことが大切です。

自己PRでタイピングを伝える例文

自己PR欄では、タイピングの力を仕事でどう活かせるかを書きます。

前職では、会議の議事録を担当していました。タッチタイピングで発言をその場で入力し、会議の終了後すぐに議事録を共有することで、確認や修正の時間を短くできました。御社でも、資料作成やデータ入力を正確に、速く進めることで貢献したいと考えています。

パソコンでの入力作業が苦手だったため、毎日10分の練習を続けてタッチタイピングを身につけ、日本語ワープロ検定2級に合格しました。目標を決めてこつこつ続ける力を、仕事でも活かしたいと考えています。

※例文です。ご自身の経験に合わせて書きかえてください。

職務経歴書の「PCスキル」欄の書き方

職務経歴書では、パソコンのスキルを箇条書きでまとめることが多いです。タイピングは、使えるソフトと一緒に書くと伝わりやすくなります。

  • Word:ビジネス文書・報告書の作成
  • Excel:表の作成、関数(SUM・VLOOKUP など)を使った集計
  • タイピング:タッチタイピング(日本語ワープロ検定試験 2級)

Word や Excel でよく使うショートカットキーを覚えておくと、実際の仕事でも役立ちます。「ショートカットキー早見表」も参考にしてください。

面接でタイピングについて聞かれたら

面接で「タイピングは速いですか?」と聞かれたら、次のように答えると伝わりやすくなります。

  • できることを具体的に:「キーボードを見ずに入力できます」「議事録をその場で取れます」
  • 資格や数字があれば添える:「日本語ワープロ検定の2級に合格しています」
  • 練習していることも伝える:「今も毎日練習を続けています」

会社によっては、面接や選考でタイピングのテストがあることもあります。手元を見ずに、正確に打てるように練習しておきましょう。練習方法は「キーボードを見ないで打つには?」で紹介しています。

履歴書とタイピングについてよくある質問

1. タイピングの資格は何級から履歴書に書けますか?

何級から書いてよいという決まりはありません。当研究所のひとつの目安は、タイピング技能検定なら3級以上、日本語ワープロ検定なら準2級以上です。くわしくは「タイピング資格・検定おすすめ7選」をご覧ください。

2. 日本語ワープロ検定の正式な書き方は?

主催する日本情報処理検定協会は、履歴書には「日本情報処理検定協会 主催」と書くよう案内しています。たとえば「日本情報処理検定協会主催 日本語ワープロ検定試験 2級 合格」のように書きます。

3. 資格がなくても、タイピングが得意なことを書けますか?

書けます。特技欄に「タッチタイピング(キーボードを見ずに入力できます)」のように、できることを具体的に書きましょう。

4. タイピングの速さを数字で書いてもいいですか?

書いてもかまいません。どうやって測った数字かもあわせて書き、実際に測った数字をそのまま書きましょう。

5. キータッチ2000はどう書けばいいですか?

キータッチ2000は合格・不合格のない試験なので、認定された結果(入力できた文字数など)がわかるように書きます。

まとめ

  • タイピングは、資格欄・特技欄・自己PR欄に書ける
  • 資格欄は「主催団体+正式な試験名+級」。日本語ワープロ検定なら「日本情報処理検定協会主催」と書く
  • 合否のないキータッチ2000などは、認定された結果を書く
  • 資格がなくても、特技欄に「キーボードを見ずに入力できる」など、できることを具体的に書ける
  • 速さを数字で書くなら、測り方もあわせて書き、実際の数字をそのまま書く

タイピングの力は、事務職だけでなく、パソコンを使うあらゆる仕事で役立ちます。履歴書に自信を持って書けるように、毎日少しずつ練習を続けていきましょう。