「こどものタイピング速度が上がらない」
「タイピングの練習方法がわからない」
小学校でプログラミングの授業が導入されたため、このような悩みをもつ親御さんは多いです。
今回はタイピングが遅いこどもの特徴と改善策について解説します。
タイピングが遅いこどもの特徴3つ
タイピングが遅いこどもには、以下の共通点があります。
- キーボードの配置を覚えていない
- 正確に入力できていない
- 継続して練習していない
それぞれ詳しく解説していきます。
キーボードの配置を覚えていない
パソコンの画面から目を離し、キーボードを見ながら文字を入力しているとタイピングは遅くなります。
入力したいキーの配置を覚えていない場合、毎回目で確認しながら入力をしなければいけません。感覚でキーの正しい位置を覚えることができれば、徐々にタイピングスピードは向上していきます。
正確に入力できていない
間違ったキーを入力してしまい、何度も削除して書き直しているとタイピングが遅くなります。パソコンに触ったばかりでは、自分の入力したい内容を正しくタイピングすることが困難です。削除の回数が減った分だけタイピング時間を短縮することができます。
入力スピードよりも正確さを意識してタイピングをした方が、結果として早いタイピングに繋がるでしょう。
継続して練習していない
継続的な練習が、タイピング技術を向上させます。毎日キーボードに触れることで、少しずつキーボードの配置を覚えたり、正確な入力ができるようになるでしょう。
なかなか成長を実感できず、モチベーションがなくなってしまうかもしれません。そんなときは、入力するスピードを競ったり、タイピングゲームなどで息抜きをするのもおすすめです。
タイピングが遅い原因
タイピングが遅いこどもの特徴に当てはまってしまうとき、ほとんどの場合、練習不足が原因だと考えられます。
キーボードの配置を覚えるにしても、ただ眺めているだけではなかなか覚えられません。実際にキーボードに触れ、タイピングの練習を重ねることで、徐々にキーの配置を体が覚えていきます。
正確に文字を入力するためにも、日々の練習は欠かせません。毎日タイピングしていると、自分が苦手な入力や間違えてしまう文字の傾向がつかめてきます。自分の苦手を把握して改善することで、正確かつ早いタイピングができるようになるでしょう。
継続して練習するモチベーションが湧かないのも、練習不足が原因かもしれません。モチベーションを保つためには、成長を実感する必要があります。しかし、試合があるスポーツと違い、タイピングで成長を感じる機会は少ないでしょう。最初から上手くいくとは思わず、長期的な視点を持つことができれば、成長を実感できなくとも練習を続けることができるのではないでしょうか。
タイピングが速いこどもの特徴3つ
タイピングが速いこどもにも特徴があります。
- 全部の指を使っている
- スピードよりも正確さを意識している
- 間違いを気にしない
それぞれ解説していきます。
全部の指を使っている
タイピングが速いこどもは、全ての指でキー入力をしています。タイピングにおいては、それぞれの指でキーを押す範囲がある程度決まっています。
特定の指だけにこだわってしまうと、遠くのキーを押す際に時間がかかってしまいます。全ての指で入力することができれば、キー配置の感覚も掴みやすく、タイピング速度も向上するでしょう。
スピードよりも正確さを意識している
意外かもしれませんが、タイピングのスピードと指を動かす早さにはあまり関係がありません。いくら早く指を動かしても、正しくキー入力ができなければ、文字の削除に時間が取られてしまいます。早さを意識するよりも正確さを意識する方が、結果としてタイピング速度の向上に繋がるのです。
間違いを気にしない
先ほど、タイピングスピード向上のためには正確さを意識することが重要だとお伝えしました。しかし、正確なキー入力を意識しすぎるのも良くないです。
正確さを意識しすぎて入力する文字数が少ないと、練習不足になってしまう可能性があります。初めのうちは間違いを気にせず、どんどん多くの文字を入力していきましょう。正確さを意識するのは、キーの配置を覚えてからでも遅くないです。
タイピングを速くするコツ3つ
タイピングの練習を継続し、スピードを上げていくためにはコツがあります。楽しみながら成長していくためにも、以下のことを意識しましょう。
- ゲームを活用する
- キーボードを変える
- 目的をもって練習する
それぞれ詳しく解説していきます。
ゲームを活用する
タイピングゲームを試してみると継続しやすいこどもは多いです。
スコアが出ることで、自分の成長を数字で実感することができます。成長が実感できなかったり、タイピング練習がなかなか継続できない場合はゲームを活用してみてください。
おすすめの無料タイピングゲームはこちらの記事で解説しています。
キーボードを変える
タイピングスキルの向上のため、自分にあったキーボードを選ぶことは大切です。
キーボードの形状や配列、押し心地には商品差があるので、好みのキーボードは人それぞれ違います。色々なキーボードを試して、お気に入りのキーボードを見つけましょう。
参考までに、私がおすすめするキーボードはこちらの記事で紹介しています。
目的をもって練習する
漠然と練習していても、飽きてしまって継続できません。目的や目標を持つことで、上達する速度も早まります。
ある程度タイピングに慣れてきたら、資格を目指してみるのはいかがでしょうか。
こちらの記事でタイピングに関連する民間資格について解説しています。
タイピング教室を利用してみる
「独学ではモチベーションが続かない」
「練習方法がわからない」
このような悩みをもつご家庭では、タイピング教室の利用を検討してみてはいかがでしょうか。講師から正しい練習方法を学べる上に、友達と一緒に通えば楽しく練習することができます。
こちらの記事でオススメのタイピング教室を紹介しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
タイピングが遅いこどもも継続して練習することで改善できます。
こどものタイピングが遅い場合、損をするのはプログラミングの授業だけではありません。今後大学入試でもパソコンが導入されるといわれており、すでに大手学習塾では共通テスト模試のオンライン導入がはじまっています。
また、タイピングの速度によって、社会人になってからの業務効率も変わるため、長い目で見てこどもの頃からタイピング練習をするメリットは大きいでしょう。
継続して練習することでこどものタイピング速度は改善されます。
今回の記事を参考に、こどものタイピングが遅い原因を理解し、継続して練習することで改善していきましょう。
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