タッチタイピングをマスターするために、パソコン教室に通った私。でも結果から言います。タッチタイピング習得に、パソコン教室へ通う必要はない!それはなぜかを今回は解説します。
パソコン教室のタッチタイピング講座のメリット
何が何でもタッチタイピングを身につける!そんな思いから通い始めたパソコン教室のタイピング講座ですが、正直に言うと授業自体はあまり意味を感じませんでした。何故かというと、ほとんど教えてもらうことがないからです。私の通ったスクールだけでなく、ほとんどのパソコン教室がほぼ「孤独な練習時間」のみに費やされると推測するからです。要するに教室に通ってもただ単にキーボードに向き合って、練習するのみということです。
しかし、パソコン教室に通うことのメリットもあります。それは人の目に触れることです。先生がいてくれているお陰で、適度にアドバイスをもらえたり、質問できる点です。また、強制的にタッチタイピング練習の時間を作れることです。個人の練習ではどうしても甘えが出てしまいます。そういう意味では1時間みっちり集中して、タッチタイピングの練習に没頭せざるを得ない環境はありがたいといえます。
パソコン教室のタッチタイピング講座のデメリット
さて、「タッチタイピング習得に、パソコン教室へ通う必要はない!」と断言した理由ですが、それは明らかにメリットよりもデメリットのほうが大きいからです。
デメリット1.費用がかかる
私が通ったパソコン教室は週1回、1時間の授業。月謝は1万円ほどでした。他の教室に通ったことがないので、この価格が高いのか安いのかは判断できませんが、費用対効果を考えた時に果たしてどうなのかという大きな疑念が湧きました。
デメリット2.授業というよりは練習
これも教室によって違うとは思いますが、授業の初日に言われたのが「教えることはほとんどない。ただ練習あるのみです。」という言葉でした。これは決してディスっているわけではありません。事実、そうだと思います。なので教室に通ってもほぼ100%の時間、キーボードと向き合って黙々とひたすら練習するだけです。
デメリット3.コツやポイントはYouTube動画などで詳しく解説されている
とはいえパソコン教室でも、最初の数分だけはホームポジションや指の動かし方、タッチタイピングを行う際の注意点などは教えてくれます。しかしひとつ言えることは、YouTubeなどで詳しく解説してくれている動画があるということです。
基本的にパソコン教室のタッチタイピング講座というものは、生徒を何人も集めて専門の授業を行うものではありません。要するに需要が少ないということです。なので言葉は悪いかもしれませんが、先生がつきっきりで指導してくれるわけではなく、色んな生徒さんや講座と掛け持ちをし、片手間で見てくれるというイメージです。なので動画学習のほうが実は効率が良いのではないかという判断です。
デメリット4.ハッキリ言って自宅でできるw
正直、パソコン教室に通ってスケジュールを完了した際にわかったことは、継続していく意味はあまりなかったということです。これなら長期通わなくても単発授業のみで良かったのでは?と思いました。
週1回、1時間。これを約3ヶ月間続けたわけですが、当然それだけでは追いつきません。ほとんどが自宅での練習で、最初に言われたとおり「練習あるのみ」ということが本当に正しいと理解できました。
パソコン教室で使用した練習用キーボードとは?
なかなかキーボードを見ながら打つクセが直らなかった私に、教室が用意してくれたキーボードはなんと…
文字をマジックで黒塗りしたものw
まぁわからんことはないんですが、これがまた良くないんですよね。夏場の暑い時期に通ったこともあり、手の汗や脂でインクが数分で剥がれてくるんです。その都度塗り直す、みたいな。そしてそのインクが指先にも付いて、油性だから汚れがしつこいんですよね。シールで隠すって方法もあるのでしょうが、それはそれで面倒な気もします。
ともかく先生が一生懸命考えて用意してくれた方法を無下にするわけにもいかず、ありがたく使わせていただきました。
きっとあるはず、と探した印字なしのキーボード
苦い経験をもとにたどり着いたのは、印字のないキーボードを探すということでした。こんなものすぐにあるだろうとググったのですが、これが案外無いんですよね。いや、正確に言うとあるんだけどべらぼうに高い!
おそらくタイピング練習とかチャチな用途に利用するためのものではなく、何か他の目的があるものなのでしょうが、さすがにキーボードに3万も4万もかけれません。なのでシールで隠すという方法を取ってみました。
マジック作戦よりは数倍良いのですが、これはこれでデメリットがありました。キーボードの見た目が悪くなることもそうですが、やはり何日か使っているとシールが劣化してくるのです。よくタッチするキーはシールが剥がれたりもし、都度貼り直しました。
印字なしのキーボードを「無刻印キーボード」と呼ぶらしい
余談ですが印字のないキーボードは、「無刻印キーボード」という名称でまかり通っているらしいです。その3万円以上する無刻印キーボードが、何のために作られたのかは調べてもよくわかりませんでしたが、おそらくタッチタイピングの練習用ではなくて単なるオシャレのためみたいです。そうですよね、たかが(されど)タイピングの練習に、そんなに高価なキーボードは必要ないですものね。
そこで思ったのは、なんでもっと安い印字なしのキーボードがないんだ!ということです。きっと私と同じ思いの人がたくさんいるはず。ということで印字なしキーボードを作ってみることにしました。
おそらく最安値?タッチタイピング専用の無刻印キーボード
無いなら作ればいいじゃん、ってことで生産工場に依頼して制作したのがおそらく市場最安値の無刻印キーボード。USBの有線接続です。これはオシャレ目的ではなく、タッチタイピングの練習専用キーボードです。もしご興味のある方はコチラから詳細を確認してみてください。
このキーボードを使えば余計な手間なく、キーボードを見ることなく(正確に言えば見ても意味がない)タッチタイピング練習が行える環境が整います。
最も効率もコスパも良い、タッチタイピング練習法とは?
色んなタッチタイピング練習法を試し、個人的に行き着いた最も効率とコスパの良い練習法は以下となります。
✅まずはYouTube動画を見ながらホームポジションと指の動かし方を反復練習する
✅ある程度ホームポジションが身についたらタイピング練習ソフトで練習し続ける
✅できるように実感してきたらメールやブログなど自分の言葉で打つようにする
✅それをひたすらやり続けることで気がつけばタッチタイピングできるようになっている
✅どうしてもキーボードを見るクセが抜けない場合は無刻印キーボードを使用する
これならパソコン教室に通うお金が浮きますね。ただし甘えを捨て、強い信念で立ち向かう心が必要です。3日坊主で続かない人にはパソコン教室での強制練習をおすすめします。ただ、その場合はぜひ無刻印キーボードを持参して練習してください。私のような苦痛を味わうことのないように。
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