タイピングが早いと就職やバイトで役立つのか
現代社会においてパソコンを使う職種は事務職やWeb系の仕事に限らず、医療職や営業職など幅広いです。
パソコンを使う仕事をする上でタイピングが早いに越したことはなく、就職活動や派遣登録・バイト面接の際にタイピングテストが行われることもあります。
タイピングが早いことを証明するには
タイピングに自信があっても、「私はタイピングが早いです。」といっても説得力に欠けます。しかし、せっかくタイピングが早いのに、アピールしないのはもったいないです。
そこでおすすめなのがタイピングに関する資格の取得です。
就活や転職時、バイトの面接で役立つタイピングの資格には以下の8つがあります。
- キータッチ2000(公的資格)
- ビジネスキーボード認定試験(公的資格)
- タイピング技能検定
- 全国商業高等学校協会 ビジネス文書実務検定試験
- 日本語ワープロ検定試験
- パソコンスピード認定試験
- パソコン検定タイピング試験
- ビジネスクラスパソコン速記検定試験
それぞれのタイピング資格について順番に解説します。
タイピングの資格
資格1:キータッチ2000
「キータッチ2000」は日本商工会議所が認定している公的資格です。
全国の指定されたネット試験会場で受験できます。
10分間の試験時間中に入力できた文字数で技能を証明するものです。合否を判定するものではありません。5分間練習したあと、10分間で2000文字が出題され、2000文字すべてタイピングできるとゴールドホルダーの称号が与えられます。
資格2:ビジネスキーボード認定試験
「ビジネスキーボード認定試験」もキータッチ2000と同じ日本商工会議所が認定している公的試験です。全国の指定されたネット試験会場で受験できます。
タイピングの速さや正確さを重視した試験で、正確にタイピングされた文字の数によって5段階評価されます。
資格3:タイピング技能検定
タイピング技能検定は日本最大級のタイピング練習サービスを開発・運営するイータイピングが実施しています。
自宅で24時間いつでもインターネットから受験することができます。
8級、7級、6級、5級、4級、3級、2級、1級、特級、と9段階です。
8級は超入門編で7級から4級までは徐々にレベルが上がりますがタイピングの基本技能があり、学業や趣味の範囲でタイピングできている人であれば比較的簡単な試験です。
3級からはオフィスワークレベルのタイピング力が求められるので難易度が高くなります。
資格4:全国商業高等学校協会 ビジネス文書実務検定試験
ビジネス文書実務検定試験は高校の商業科で受けることも多く、年に2回全国各地の会場で試験が行われています。
文章作成(実技)と筆記試験を行うビジネス文書部門と、10分間でタイピングの技術を図る速度部門に分かれています。
3級〜1級まであり、文書部門と速度部門どちらも同位級で合格することで級合格となります。
資格5:日本語ワープロ検定試験
日本語ワープロ検定試験とは、日本情報処理検定協会が主催するパソコンスキルに関する試験で、文部科学省が後援しています。
全国の会場で受験できます。
一部の大学や専門学校での入学試験の優遇対象にもなっています。
問題文に従って正確な文章入力をする速度試験とビジネス文章を作成する文章作成の試験があり、2つとも基準を満たせば合格です。
4級、3級、準2級、2級、準1級、1級、初段の7段階で準2級以上であれば就職試験でも履歴書に書けるレベルといえます。
資格6:文章入力スピード認定試験
文章入力スピード検定も日本情報処理検定協会が主催していて、令和3年7月まではパソコンスピード認定試験という名称でした。
全国の会場で受験できます。
日本語と英語の試験があり、どちらも入力した級で認定されます。
級数は多く、10段階あります。
資格7:パソコン検定タイピング試験
パソコン検定タイピング試験は試験会場で配布されたCD-ROMを受験者用に用意されたパソコンで起動して、それぞれに従って受験する形式になっています。
ビジネス文書や解説文など、さまざまな文章を見ながらそのままパソコンで入力します。制限時間10分の試験を2回行います。
3級、準2級、2級、準1級、1級の5段階になっています、
資格8:ビジネスクラスパソコン速記検定試験
ビジネス会話や説明文をヘッドホンから聞いて、その内容をそのまま入力する能力の正確さとスピードを中心に認定します。
3級、準2級、2級、準1級、1級、速記者認定の6段階になっています。
履歴書に書くなら難易度が高い級がおすすめ
タイピングスキルはあったほうが良いですしブラインドタッチができたり、タイピングは早いほうが好印象ですが、なかなか就職面接でアピールしづらいですよね。
履歴書に書くなら資格として載せるとプラスのイメージがつきやすいので、是非タッチタイピング(ブラインドタッチ)を習得して高めの級で試験を受けてみましょう。
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