私がタッチタイピング練習に「寿司打」を使わない3つの理由

タイピング用ソフト・ツール

タイピングの世界では超有名な無料タイピングゲームの「寿司打」ですが、もちろんとてつもなく優秀で、であるからこそ超バズっているソフトです。それは誰もが認めるところ。しかし40代からタッチタイピングを習得しようと立ち上がった私達には、このゲームで練習をすることは少し合わないようです。今日はその理由についてお話します。

理由1.寿司打は「早打ち」を求めるタイピングゲームである

私も周りの人に「寿司打」がいいよ、と勧められて数日練習に使ったことがあるのですが、このゲームはタイピング超初心者にはハードルが高すぎます。なぜならクイズタイムショックのような感じで、お題に対して時間制限があるからです。キーの位置もまともに覚えられていないうちにこのゲームに挑戦すると、全く歯が立ちません。

時間に追われる焦りから「正確に打つ」ということを忘れてしまうのです。タッチタイピングでもっとも重要なことは正確さです。最初は間違いなく打つことを重視しないといけません。なのである程度の基礎が身についてから手を出すのが良いでしょう。

理由2.わからない文字はついつい手元を見てしまう

ゲームの要素が強い「寿司打」はテレビゲームと同じように、なんとか高い得点を出そうとしてしまう心理が働きます。既述のように時間制限もあることから、つい手元を見て文字を打ってしまいます。

タッチタイピングは「手元を見ずに正確に文字を打つこと」なので、とにかく指先を確認することは厳禁です。間違えてでも常に画面を見ながら打つクセをつけようと思ったら、このソフトはあまり初期のタイピング練習には向いていません。

理由3.初心者用のレクチャーがない

「寿司打」はよくあるタイピング初心者用のレクチャーソフトのような、指先のナビ機能はありません。そのため苦手な文字は手探りで探さないといけません。手探りだと苦手なキーの把握に時間がかかってしまいます。

時間に追われて焦りながら、たまたまその文字が打ててもあまり身にはなりません。やはり時間を欠けてでも正確に打つことをまずは重視したいものです。

もし「寿司打」を使うなら

「寿司打」をプレイするには、最低限ホームポジションが身についていることが条件です。私はたまに実力テストみたいな感じでプレイします。普段の練習の成果を「寿司打」で試してみて、1か月前と比べて進歩したかどうか確認しています。

ある程度のタイピングスキルが身についたら「寿司打」で練習してもよいかと思いますが、同じ単語や文章が繰り返しでてくるので、それなら日記でも書いていたほうがよっぽど練習になるような気もします。なのでたまに息抜きや実力(スピード)チェックのために使わせていただくのがベターです。

とは言え「寿司打」は超優れたゲームであることは間違いない!

ちょっと「寿司打」のことをディスり気味の記事になりつつあるのですが、まぁ言ってみれば私のタイピングスキルが低いってだけのことなんですよね。出来る人にとっては本当にレェェヴェルの低い話と、鼻で笑われるのでしょうが。

「寿司打」の素晴らしいところはそのゲーム性です。ある程度の実力が付けばとても楽しくプレイできますし、悔しくてもう一回という中毒性もあります。1ゲームが数分で設定されていて、長ったらしくない時間配分も絶妙です。これが無料でいつでも気軽に出来るなんて、本当に神としか言いようがありません。

なので、皆さんの「寿司打」の記録に追いつくまで精進するしかありません。

40代のタッチタイピング初心者はゆっくり基本を身に付けよう

ということで40代まで手元を見ながら、見ながら打っても間違えだらけだった私達にとって、「早打ち」なんて夢のまた夢なんですよね。なのでここはじっくりと基礎をしっかりと身に付けることが先決です。

手元を見ないクセをつけるために有効なのはキーボードを見えないようにするか、キーボードの文字を消してしまうことです。コチラの記事でオススメの方法を書いていますので、もし良かったら参考にしてみてください。

またホームポジションなどのタッチタイピングの基礎を身につけるには、個人的にはコチラの記事で紹介しているソフトがいい感じです。とにかくあせる必要はありません。じっくりとミスをしないということを一番に考えながら、ゆっくりと練習していけばスピードは自ずと付いてきます。

「やっぱり無理」とここで諦めると今までと同じ…

40代になってからタッチタイピングという新しい挑戦を始めようとすると、様々な敵が襲ってきます。「練習がメンドクサイ」「時間がない」「あと5分だけ寝かせてくれ」たくさんの言い訳を始めようとしてしまいます。これはタイピング練習だけの話ではありません。

この年になってくると今までのだらしなさが体に染み渡っていて、すぐに挑戦を諦めてしまいます。でも、こんな人生をあと何十年も続けるのはクソだと思いませんか?タッチタイピングの習得には時間がかかります。でも、時間をかければ絶対に誰にでもできるようになります。それが自信になり、また新たなことにチャレンジする意欲も出てきます。

人生の折り返し地点。今後の人生をもっと充実したものにするために、絶対にあきらめないでください。一緒に頑張りましょう。

タッチタイピング研究所

タッチタイピング研究所

タイピングについてどんな練習をしてきたかなど 独自開発の自社の無刻印キーボードについて発信していきます!

関連記事

はじめに読んでほしい記事

TOP