キーボードを見ずに打つ:タッチタイピング方法とは?

タッチタイピングの練習方法

キーボードを見ながら人差し指でポチポチっと。周りのスタッフは下を見ずに恐ろしいスピードでキーボードを打っている…。あれこれ指図をする立場なのに、ことキーボード入力に関しては明らかに劣っている。もう情けないというか恥ずかしいというか…。

そう思っている中年は世の中にたくさんいるはずです。そうです、なぜならこの私がそうだったから。もうね、トラウマになってしまって、新幹線の移動でもパソコン出して仕事がしたいんですけど、周りの目が気になってできないんですよね。

なので今回は、私がどのようにしてキーボードを見ずに、文字が打てるようになったのかを記していこうと思います。私は決して精神主義者ではありませんが、根性さえあれば必ず出来るようになります。諦めない気持ちさえあればこれからでも間違いなく出来るようになります。一緒に頑張りましょう!

キーボードを見ないで文字を打つことを「タッチタイピング」または「ブラインドタッチ」と呼ぶ

さて余談ですが、キーボードを見ずに文字を打つことをタッチタイピングとか、ブラインドタッチと呼ぶことをご存知でしたか?キーボードの印字を確認しながらしか打てない私たちにとっては、なんとなく敷居が高いような呼び方ですがw

ただあまり気にすることは無いと思いますが、「ブラインドタッチ」という言葉は視覚障害のある方への差別的表現に当たるのではないか?と一部囁かれていることもあり、ここでは「タッチタイピング」と呼ぶようにします。

43歳までキーボードの印字を見ながらしか打てなかった私が、数ヶ月でタッチタイピングできるようになった理由

恥ずかしながら私はこのデジタル化が進む今、オフィスワークでもパソコンがマストになった今、全くタッチタイピングができませんでした。いや、必要性は感じでいたのですが、自分にはできないと諦めていたのです。正確に言うと「今さらそんな練習できねーよ」という面倒臭さがあったからです。

でも、とあることから意地でもタッチタイピングを身に着けてやる、という気持ちになりました。それは会社のスタッフにタッチタイピングができないことを鼻で笑われたことです。もちろんその時はムカッときましたが、今となってはその行為に感謝しかありません。そうです、本当はみんな気づいているけど見て見ぬふりをしてくれていたんです。それに甘えて今までタッチタイピングの努力をしてこなかった自分。40歳を過ぎて、何かチャレンジしたことはあるか?

あなたの周りの人もきっとそうです。「ダサい、非効率、練習すればいいのに…」そう思ってるのは間違いないです。優しさなのか関わりたくないのかw、誰も言葉にしてアドバイスしてくれる人はいません。私の場合は自分で気づけたので良かったですが、今考えるとこのまま後何十年もタッチタイピングできない非効率性、人前でキーボードを叩きたくない思いをしていくことを考えるとゾッとします。

ではどうやって私が数ヶ月でタッチタイピングできるようになったのかを説明します。

とにかく毎日数分でも練習

笑っちゃうのが、こんな私の趣味はブログを書くこと。タッチタイピングができないのにですよ。なので自分の場合はブログをタッチタイピングの練習に充てました。ただ、いきなりキーボードを見ずに文字が打てる訳ありません。キーの配列表をモニターに貼り、とにかく下を見ずに最初はそのカンニングペーパーを頼りに指を動かしていきました。もちろん誤字だらけで修正しまくりです。

タッチタイピング練習の最初の難関はここです。要するに最初の段階ではキーボードを見て打つほうが数十倍早いんです。なのでここで諦めそうになるんですよね。「見て打ったほうが早いや」って…。

でも何でもそうですが、練習しないと身につかないじゃないですか?歯磨きだっていきなりできたわけじゃないですよね。最初はお母さんにしてもらって、やり方を見よう見まねで覚えて、やがて自分でチャレンジするようになって…。それを毎日繰り返すことでひとりで出来るようになったわけです。タッチタイピングも同じです。できなくても毎日習慣づけて練習するしか方法はありません。

キーボードを見るクセが抜けない、どうする?

そしてもうひとつの難題が、どうしてもキーボードを見てしまうということです。長年のクセがなかなか払拭できません。私がそのクセを取り除けたのは「無刻印キーボード」を練習に使用したことです。

見るクセが抜けないなら、見ても意味がないようにしたらいいんじゃないかってことです。無刻印キーボードは、本来タッチタイピングの練習目的で作られたものでは無いようですが、これは本当に使えると感じました。このキーボードを使うことでキーボードを見るクセがなくなりました。

オンラインのフリーソフトで練習も良いが、やっぱり自分の言葉を打つほうが習得が早い

「寿司打」や「マイタイピング」などタッチタイピング練習のフリーソフトがありますが、当初は私も使用していました。もちろんそれはそれで良いですし、そもそも無料で提供してくれているのである意味「神」です。

ただこのようなソフトは同じような単語や言い回しが繰り返しお題として出てきます。それを打ったところで果たして自分の身になるのか?なぜタッチタイピングを習得したいのかは、ビジネスで資料を作ったり、メールを送ったりするためなんじゃないのか?とも思うわけです。よって、お題をもとにそれを打つということは、黒板に書かれた文字をノートに移すのと一緒で、なにひとつ自分で考えて無いんですよね。

なので自分で考えて打つということをおすすめします。それが結果的に早くビジネスに活かせる近道です。フリーのオンラインソフトはタマにの実力測定程度にやってみるのが良いかもしれません。

早打ちよりも間違えずに打つことを考える

無料オンラインソフトを練習におすすめしない理由はもうひとつあります。それはタイムトライアル的要素を取り入れた、いわゆる早打ちを競うものであることが多いからです。いくら早く打てても間違いだらけでは意味がありません。

タッチタイピングとはキーボードを見ずに文字が打てるようになることです。なので時間はかかっても、間違えずに打つことを意識して練習することが大切です。それが結果的にスピードに結び付くというイメージです。

どのくらいの期間でタッチタイピングできるようになる?

とはいえ、自分はまだキーボードを見ずに文字が打てるようになった程度で、スピードは全然遅いですが、とりあえず仕事の合間や朝晩で一日数十分の練習を毎日繰り返して2-3か月でなんとか形にはなりました。もちろん向き不向きや練習時間の取り方で人により変わると思います。ただ、自分はセンスがないし不器用なので、あなたならもっと早く習得できる可能性が高いです。

ひとつ言えるのは、こんな私でもタッチタイピングが出来るようになったので、あなたにも必ずできる!ということです。

タッチタイピングのメリット

タッチタイピングを身に付けて良かったことは、やはりスピードがままならない今でさえ、キーボードを見て打っていた頃と比べて格段にキーを打つ速度が上がったことです。モニターを常に見ながら文字を入力していくため、間違いにもすぐに気が付きます。後になって全文読み返して校正する、といった無意味な時間がなくなったことも利点です。

また、人前でキーボードを叩くことに違和感がなくなりました。恥ずかしいという思いから人に見られている状態でパソコンを触りたくなかった自分ですが、タッチタイピングを身に付けたことで移動中も仕事ができるようになりました。これは大きな進歩でした。

タッチタイピングを習得するまでのデメリット

とは言え、タッチタイピングを習得するまでには様々なデメリットも生じます。ただしそれは全て自分の甘えに起因するものです。要するに費やす時間が多いということです。10分早く置きて練習をする。10分寝るのを我慢して練習する。見たいテレビを我慢する。そういう欲を節制して、取り組む必要があるということです。

でも安心してください。これから何十年もキーボードを見ながら打つ無駄な時間を考えたら、人生のうちのたった数ヶ月努力するだけで、その何千倍もの時間が将来確保できるようになるのです。

タッチタイピング練習はひとりでできるが、周囲への配慮も忘れずに

最後に、基本的にタッチタイピングの練習はひとりでできますし、周りへ迷惑をかけることもありません。ただしそれは規律を守った場合です。

ビジネスの案件を練習に充てるのは好ましくありません。著しく打つ速度が遅くなるタッチタイピング練習初期段階は、仕事のスピードが極端に低下してしまい、業務に支障を与えてしまう可能性が高いです。仕事はスピード重視で。公私混同をしないことが鉄則です。どうしても職場で練習したい場合は少し早く出社したり、休憩時間を利用しましょう。夜残って練習するのはNGです。それなら早く帰って家で練習してください。

また家庭での練習も家族へ配慮しましょう。タッチタイピングの練習がしたいから家族サービスをしないとか、今練習しているから邪魔しないで、なんてことのないようにしてください。なぜなら、いままで練習してこなかった自分が悪いわけです。こんなことで家庭が一時的にギクシャクすることはやめてください。全て自分が悪かった。そういう謙虚な気持ちで、家族とのプライベートな時間も大切にしてください。

まだまだ中年のパワーを見せつけてやろうぜ!

まぁ、体力の衰えも感じる今日このごろ。でもまだまだ俺たち、できるじゃないですか。だったらやってやりましょうよ。できないことは恥ずかしいんじゃない。できないことをやろうと努力しないことが恥ずかしいんです。

ちなみに私は、この数ヶ月でタッチタイピングができるようになり、周りの人からも少し認めてもらうことができました。しかし承認欲求を満たすために始めたことではなく、今後の自分の人生のためにやり始めたことです。とはいえ悪い気はしません。

なんとなく惰性で過ごしている中年真っ只中のオッサン。毎日が同じことの繰り返しで楽しくない。それは自分を変えようとしていないからではないでしょうか?自分もそうでした。でも、この歳になって新たなことに挑戦し、その目標が自分の力で達成できたことは今後の人生において大きなターニングポイントであることは間違いありません。

また新たなことにチャレンジしようという意欲も湧きますし、なにより久々に味わう達成感というか、自分に勝つということはこのようなことを指すのだと思います。何事もそうですが、やる前から諦めていた自分は本当にバカだったなとつくづく感じます。

人生100年時代とも言われる今日このごろ。そう考えるとまだまだ折り返し地点。まだまだ我々にできることはたくさんあります。もう一発、いや何発も!奮起して一緒に人生を謳歌しようではありませんか。

 

ついつい手元をみてしまう癖をなくすことで肩こりも減るし、キーボード入力が嫌じゃなくなります。習得にはメリットしか無いタッチタイピングを最短で身につけるなら印字なしキーボード
タッチタイピング研究所

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