「学校で寿司打をやったらしく、家でもずっと遊んでいる」。タイピングゲームに夢中になるのはうれしい反面、ただ遊んでいるだけで練習になっているのか、気になる親も多いはずです。

寿司打もポップタイピングも、無料でブラウザから遊べるタイピングゲームです。どちらも寿司打の運営元(Neutral)が作っています。設定と遊び方を少し工夫するだけで、ゲームの時間がそのまま練習の時間になります。

寿司打とポップタイピングはどうちがう?

寿司打ポップタイピング
遊び方回転寿司のお皿が流れてしまう前に、表示された言葉を打つ。たくさん食べるほど「モトが取れる」1分間で、どれだけたくさんポップコーンを作れるかに挑戦する
点を伸ばすコツ速さと正確さの両方ミスをしないこと(公式も「高得点のコツは正確なタイピング」)
公式サイトsushida.netkeyx0.net/pop

※2026年10月12日に公式サイトで確認した内容です。

研究員は、ローマ字にまだ自信がない子には寿司打の表示を出したまま、ある程度打てる子にはポップタイピングで「ミスなく打つ」練習、という使い分けがよいと考えています。

寿司打を家で遊ぶときのコツ

ふりがなとローマ字の表示を出しておく

寿司打は、タイトル画面の「設定」から、ふりがなやローマ字の表示を変えられます。ローマ字をまだ覚えきれていない子は、ローマ字の表示を出したまま遊びましょう。どのキーを打てばよいかが画面に出るので、手が止まりにくくなります。

慣れてきたら、ローマ字の表示を消してみます。表示がなくても打てるようになったら、ローマ字が身についてきた合図です。

「し」は si でも shi でもいい

寿司打は、いくつかの打ち方に対応しています。たとえば「し」は、si・shi・ci のどれで打っても進めます。学校で習った打ち方と画面の表示がちがっても、まちがいではないと伝えてあげてください。

夜や兄弟が勉強中なら、音を消す

同じ「設定」から、サウンドの ON・OFF も切り替えられます。家族がテレビを見ているときや、兄弟が勉強しているときは、音を消して遊ぶとトラブルになりにくいです。

打てなくなったら、ゲーム画面をクリック

ゲームの途中で急にキーボードが反応しなくなったら、マウスでゲーム画面を一度クリックしてみてください。公式サイトでも、この方法が案内されています。

寿司打のくわしい遊び方は「寿司打の効果的な使い方とスコアのコツ」で紹介しています。

ポップタイピングを家で遊ぶときのコツ

速さより「ミスしない」をほめる

ポップタイピングは、ミスせずに打ち続けると「ボーナスモード」になり、ポップコーンが増えやすくなるしくみです。あわてて打ってミスが増えると、点は伸びません。

子どもが遊び終わったら、点数だけでなく「今日はミスが少なかったね」と声をかけてみてください。正確に打つことが、タッチタイピングの近道です。

記録は同じパソコン・同じブラウザに残る

ポップタイピングの称号や記録は、遊んだブラウザの中に保存されます。別のブラウザや別のパソコンで遊ぶと、記録は引き継がれません。ブラウザのデータを消したときに、記録が消えることもあります。

大事な記録を残したいときは、タイトル画面右下の「バックアップ」からファイルに保存できます。遊び方のくわしい説明は「ポップタイピングの遊び方とコツ」にまとめました。

家で遊ぶときに決めておきたいルール

ゲームは楽しいぶん、時間を忘れがちです。文部科学省の「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック」(令和4年3月改訂版)には、次のような目安が書かれています。

  • 目と画面の距離は、30cm 以上離す
  • 30分に1回は、20秒以上、画面から目を離して遠くを見るなどして目を休める
  • 寝る1時間前からは、デジタル端末の使用を控える

これをもとに、「1回は10分まで」「夜ごはんのあとはやらない」など、家のルールを子どもといっしょに決めておくと、声をかけるときにもめにくくなります。

ゲームを「練習」につなげる3つの声かけ

1. 「キーボード、見てなかったね」

点数より先に、手元を見ずに打てていたかに目を向けます。最初は見てしまっても大丈夫です。少しでも見ずに打てていたら、そこをほめてあげましょう。

2. 「昨日よりミスが減ったね」

比べる相手は、友だちではなく昨日の自分です。点数とミスの数を日付といっしょに書いておくと、伸びが目に見えます。

3. 「どの指で打った?」

速く打とうとすると、人さし指だけで打つクセがつきやすくなります。ときどき、どの指で打ったかを聞いてみると、指使いを意識するきっかけになります。

寿司打・ポップタイピングについてよくある質問

1. 寿司打やポップタイピングは無料ですか?

無料です。どちらもブラウザで遊べて、ダウンロードはいりません。個人の練習のためであれば、だれでも無料で使えます。

2. 小学校低学年でも遊べますか?

寿司打は、ふりがなやローマ字の表示を出せば、ローマ字を習う前の子でも画面を見ながら打てます。ただ、時間に追われるゲームなので、まずはゆっくり打てる練習ソフトから始めるのもよいでしょう。子ども向けのアプリは「小学生のタイピング練習おすすめアプリ10選」で紹介しています。

3. ゲームばかりで練習になっていますか?

なっています。ただ、点数だけを追うと、手元を見たまま速く打つクセがつくことがあります。手元を見ていないか、ミスが減っているかを、ときどき見てあげてください。

4. ポップタイピングの記録が消えてしまいました。

記録はブラウザに保存されるので、別のブラウザで開いたり、ブラウザのデータを消したりすると見えなくなります。タイトル画面の「バックアップ」で、ふだんから保存しておくと安心です。

まとめ

  • 寿司打は「設定」でふりがな・ローマ字の表示と音を切り替えられる。慣れるまでは表示を出しておく
  • ポップタイピングは1分で終わるゲーム。点を伸ばすコツは、ミスをしないこと
  • 家では、画面との距離・休み方・寝る前は使わないなどのルールを、子どもといっしょに決める
  • 点数とミスの数を記録すると、ゲームの時間がそのまま練習になる

遊んだあとの点数とミスの数は、「練習記録シート」に書きこんでみてください。