キーボードを見ずに打つ「ブラインドタッチ」(今は「タッチタイピング」と呼ぶのが一般的です)。まわりの人はみんなできているように見えて、「できないのは自分だけ?」と不安になることはありませんか。
結論から言うと、ブラインドタッチができない人は、決して少なくありません。この記事では、社会人・新社会人・大学生を対象にした調査の結果と、できる人が少ない理由、そして今からでも身につけるための方法を紹介します。
ブラインドタッチができる人の割合【調査結果】
調査の数字は、2026年10月に各調査の発表元のページで確認したものです。
社会人:「できる」は37.0%
マイナビ学生の窓口(フレッシャーズ)が2017年2月に社会人の男女211人に行った調査では、「あなたはキーボードを見ずに文字を入力する、ブラインドタッチができますか?」という質問に、**「はい」が37.0%、「いいえ」が63.0%**でした(発表元の記事)。社会人でも、約6割がブラインドタッチはできないと答えています。
新社会人:「できる」は39.3%
同じくマイナビ学生の窓口が2017年2月に、春から社会人になる大学生の男女に「タッチタイピングができますか?」と聞いた調査(新社会人白書2017)では、**「はい」が39.3%、「いいえ」が60.7%**でした(発表元の記事)。
大学生:「できる」「まあまあできる」は合わせて53.9%
WHITE株式会社が2023年11月に発表した「大学生のITリテラシー実態調査」(MENTER調べ、全国の大学生519人)では、ブラインドタッチが**「できる」17.7%、「まあまあできる」36.2%で、合わせて53.9%でした。「全くできない」も12.7%**いました(発表元のプレスリリース)。大学生のくわしい話は「大学生でタイピングができないのは不利?」で紹介しています。

ブラインドタッチができる人でも、完ぺきというわけではない
ブラインドタッチができる人でも、文字の入力しかしたことがないと、テンキー(右側の数字のキー)は苦手という人もいます。研究員もタッチタイピングはできますが、テンキーはいまも手元を見ないと打てません。数字の打ち方は「数字キーもタッチタイピングで打つコツ」で紹介しています。
ブラインドタッチができる人が少ない理由
1. 仕事でパソコンを使う機会が少ない
仕事でパソコンをあまり使わない人は、たまに使うときもキーボードを見ながらの入力で間に合ってしまいます。わざわざ時間をかけて練習する必要を感じにくいのです。
2. パソコンに慣れる機会がなかった
社会に出たときに、今ほどパソコンが当たり前ではなかった世代の人もいます。書類を手書きで作っていた時代から、自己流のままパソコンを使い続けている人も少なくありません。
3. スマートフォンでの入力が中心になっている
若い世代では、文字を打つのはスマートフォンが中心という人も多くなっています。NECパーソナルコンピュータが2017年2月に発表した調査では、自分専用のパソコンを持っている大学1〜3年生は71%でしたが、Word・Excel・PowerPoint で資料を作るスキルに自信がないと答えた1〜3年生は75.7%でした(発表元のお知らせ)。
ブラインドタッチができないと困ること
- 入力に時間がかかる:画面と手元を行き来するぶん、遅くなります
- ミスに気づくのが遅れる:手元を見ているあいだは画面を見ていないので、打ち間違いに気づきにくくなります
- 疲れやすい:目線の移動が多く、キーボードをのぞき込む姿勢で首や肩に負担がかかります
一方で、ブラインドタッチを身につけるには、キーの位置を覚えるための練習時間が必要です。研究員は44歳から練習を始めて、約3か月でひととおり手元を見ずに打てるようになりました。
今からでもブラインドタッチは身につけられる
できない人が多いということは、今から身につければ、それだけで強みになるということでもあります。
- まずはホームポジション(F と J に人差し指を置く基本の指の位置)を覚える(「ホームポジションの覚え方」)
- 手元を見ずに打つ練習を、毎日少しずつ続ける(「キーボードを見ないで打つには?」)
- どうしても手元を見てしまうなら、キーの文字が見えない状態で練習する
自分が遅いのか気になる人は「タイピングが遅いのは恥ずかしい?」で、速さの目安も紹介しています。
ブラインドタッチができる人の割合についてよくある質問
1. ブラインドタッチができる社会人はどのくらいいますか?
2017年2月のマイナビ学生の窓口の調査では、社会人211人のうち「できる」と答えたのは37.0%でした。
2. 大学生はどのくらいできますか?
2023年の調査(MENTER調べ)では、「できる」「まあまあできる」と答えた大学生が合わせて53.9%、「全くできない」が12.7%でした。
3. ブラインドタッチができないのは恥ずかしいことですか?
恥ずかしいことではありません。調査でも、できないと答える人は少なくありません。練習すれば何歳からでも身につけられます。
4. ブラインドタッチとタッチタイピングは違うものですか?
意味は同じです。今は「タッチタイピング」と呼ぶのが一般的です。くわしくは「タッチタイピングとは?」をご覧ください。
5. 今から練習しても間に合いますか?
間に合います。研究員は44歳から練習を始めて、約3か月でひととおり手元を見ずに打てるようになりました。
まとめ
- 2017年の調査では、ブラインドタッチが「できる」社会人は37.0%、新社会人は39.3%
- 2023年の大学生の調査では、「できる」「まあまあできる」が合わせて53.9%
- できる人が少ない理由は、仕事で使う機会が少ない・慣れる機会がなかった・スマートフォン中心、など
- できないと、入力が遅い・ミスに気づきにくい・疲れやすい
- できない人が多いからこそ、身につければ強みになる。何歳からでも練習できる
さらに上達を目指したい方のために、研究所では独自開発の半無刻印キーボードを販売しています。
練習の進め方をまとめて知りたい方は、「タッチタイピングの練習方法|初心者は「いうおあえ」から1日10分」もあわせてどうぞ。
