タッチタイピング難民、新境地を求めて旅に出る③

成長記録

こんにちは。おっさん2号です。未だタッチタイピングはもちろん覚束くことはありません。前回に引き続きタッチタイピング難民の第3話です。まだ1話、2話をご覧頂いていない方はぜひご覧ください。

タッチタイピング難民、新境地を求めて旅に出る①
タッチタイピング難民、新境地を求めて旅に出る②

パソコン教室に通いだして気づいた、「強制的にタッチタイピング練習をする環境」のお陰で徐々に成果を感じ出したおっさん2号。その後はいかに…

どっかで聞いたことがある「練習は嘘を付かない」という言葉

遡ればもう25年も前になります。学生時代に野球部に属していた私は厳しい練習に耐えることが精一杯で、自主練習はほとんどしたことがありませんでした。そんなのでよくプロ野球選手を夢見てたなぁ、と今更ながら甘い考えだったことを悔いるわけです。

「練習は嘘を付かない」という言葉をよく聞きますが、タッチタイピングの場合は多少の向き、不向きの個人差はあるにしろ、スポーツのようなセンスや体格の差は全く関係ありません。また、練習の量に比例して顕著な成長を感じることが出来るのも大きな違いです。

自分の場合は全くタッチタイピングができなかった43歳から、一念発起してチャレンジを始めたわけですが、それまで出来るわけがないと挑戦することすら諦めていました。もし、そんなことを考えている方がいらっしゃったら絶対にあきらめないでください。こんな私でも少しづつタッチタイピングが出来るようになっています。必ずあなたも出来るようになります。

パソコン教室では同じことの繰り返し、自分との戦いが続く

パソコン教室のスケジュールは3か月で約20時間、ひたすらキーボードに向かい合って練習するというもの。相変わらず先生からのアドバイスはありません。そうです、ハナから「教えることなんて何もない。練習するしか無いんだ!」と言われていたからです。

こうなるともう、他人の目がどうこうよりも自分との戦いです。一応授業の最後にはその日のスコアを提出して帰るのですが、単なる事務的作業に過ぎず特に厳しい叱咤激励を受けるわけでもありません。逆にそれが燃え上がるものを感じさせてくれます。

自分で成長を感じることができれば練習が、というよりも結果がついてくることが楽しくなる

全てにおいてマンネリ化してくる40代のオッサンは、新しいチャレンジをすることが稀です。そのため自己の成長を感じるようなシチュエーションに出くわすことがほとんどありません。なのでタッチタイピングにおける成長を感じることができた時、「まだまだ俺は出来るんだ!」という喜びに近い自信めいたものを覚えます。思春期に味わったような、今となっては新鮮な気持ちを久しぶりに味わうことができます。

ただ、そこに行き着くまでが一苦労です。自己の成長を感じるまで個人差はあるでしょうが、その間に何度も挫折しそうになるからです。それはSNSを始めたけど全く誰も相手にしてくれない、始めたばかりの孤独さ、寂しさに似ています。やがて輪が広がり楽しさを覚えてくるわけですが、その感覚を覚えるまで時間がかかるのと同じです。

ただTwitterやFacebookなどはこれから後数十年行きていく上で、それを生業にしない限りはさほど重要なことではありません。流行り廃りはあるでしょうし、10年後どうなっているかなんて誰にもわかりません。しかしタッチタイピングのスキルは一生物です。

アスパラが日々背を伸ばすようにタイピングに慣れてくる

コツをつかんでくるとアスパラガスやツクシのように、日々の進化が目に見えてわかるようになります。この期間が最もタイピング練習において熱が入り、楽しい時期でもあります。自分の場合は練習を初めてここに至るまでが約2ヶ月程度。数ヶ月前の自分では想像がつかなかったほどのタイピングスキルになりました。もちろん、他人から見れば鼻で笑われるようなスキルにすぎませんが、自分の中ではとても大きな進歩です。

しかし、その成長もいつかは陰りが訪れます。

そんな中、パソコン教室のスケジュールが終了

3ヶ月のパソコン教室での特訓が終焉の時を迎えました。今まで強制的にタイピング練習の時間を提供してくれたわけですが、これからは自分自身で練習時間を確保していかなくてはいけません。成長を感じられ楽しく練習に打ち込める内は良いのですが、今まで飛ぶ鳥を落とす勢いでスキルの上昇を感じられていたのですが、どこかで必ずその勢いが失速します。

自分の場合、例を出すと「寿司打」のお手軽普通コースで3000円を超えるかどうか、の辺りで頭打ち感を感じました。そこから何日間も数字が上がらないのです。指先はほとんど見ること無く打てるようになりましたが、スピードが付いてきません。もともと不器用なタイプなので、この辺が限界なのか?と感じてしまいました。

そんな中、色々調べていると「タイピングの上達には速度を意識せず、正確さを重視する方が良い」という記事を発見しました。これは大きなヒントでした。いままでタイピングスキルの物差しが早打ちの得点でしかなかった私にとって、正確性を重視することが頭になかったからです。考えてみればタッチタイピングはある程度出来るようになっても、誤字や脱字の割合はあまり変化がありませんでした。

正確さに重きを置けば、さらなる成長ができるのか?

新たなヒントを得た私は、「タイピングの正確さ」を求めて、スピードのことは考えず間違えないことに重きをおいて練習することを選びました。感覚的には打つスピードは落ちています。しかし修正する回数が少なくなってきて、結果的にこのブログ執筆に費やす時間も短縮できている感覚があります。

しばらくはこの方法で地道にやっていこうと思います。さて、続きは次回にて。

(次回に続く)

タッチタイピング研究所

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タイピングについてどんな練習をしてきたかなど 独自開発の自社の無刻印キーボードについて発信していきます!

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